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漆ノ物語 ページ8

伊「お!俺の子分じゃねーか!」



「伊之助。今すぐこの子に謝って。」



伊「え、いや俺さ」



「謝ってってんだけど。」



伊「……ゴメンナサイ。」



めっちゃ不満そうなオーラ出てる。



話を聞くと、この子はこの洞窟で姉とはぐれたらしい。



そんな中、同じ任務で来ていた伊之助(頭部猪人間)に見つかって、逃げていたらしい。



逃げてる最中に伊之助に足を掴まれて転けて、額から血が出ていた。



「名前教えてくれる?
私は淘来A。」



伊「俺は嘴平伊之助だ!」



守「まもる……守。」



守は私の羽織の裾を掴み、伊之助をじっとみていた。



あらら……めっちゃ警戒心抱かれてるよ。



伊「何かあるのか?」



「いやありまくりだわ。
逆に無いとでも?」



伊「まーいーじゃねーか。」



「よかろうことか。」



はぁとため息をつき、守の方に向き直った。



「守、伊之助より速いなんてすごいね!
でも伊之助もすごいんだよ。
とても強くて、猪の頭とったらカッコイイんだよ?
あと、いざとなったら守ってくれて、すごいんだ。」



守「……伊之助が?」



伊「俺のことは親b))ニコォ」



「うん。だから怖くないよ。
私は伊之助、大好きだよ?
守はどうかな?」



守は初めは恐る恐るだったものの、伊之助の手を握って笑った。



よ、良かったぁぁ!



小さい子に使う言葉使いって難しいわ。



合ってるか不安だったぁ。



って伊之助?



守が左手をキャッキャとしている中、何も反応しない?



「伊之助?起きてる?」



と、目の前で手を振ってみる。



するとハッと驚くように、私の声に気づいた。



伊「……俺をフワフワさせんな!!」



「いや、知るか。」



まぁそういうことか。



でも伊之助と一緒の任務……安心出来るのか?



「ここには鬼の気が……3つ。
守とお姉さんを探し回ってるみたいね。」



守「鬼……。」



伊「安心しろ!
親分が守ってやるよ!!」



結構世話好きじゃん。



微笑ましいなぁ、と笑みを浮かべた。



伊「…………ボソッ」



「ん?どうしたの?」



伊「別に?」



はぁ……ホントに心が読めたらなぁ。



私は相手の気を感じることしか出来ない。



まぁ疲れるからあんまりしないけど。



生まれつきじゃないし、ある意味習得したものだからさ。



んなチート能力じゃないんだ。



「取り敢えず進もうか。」

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ひなだん - めっちゃ面白いデス^^楽しみにしてま(゚ω゚) (2020年2月15日 21時) (レス) id: 525a103bc8 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - ただの絵描きさん» ホントに何度もご迷惑をお掛けしました。はい!頑張りますっ!! (2019年11月10日 16時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ただの絵描き(プロフ) - また読めて嬉しいです!更新頑張ってください! (2019年11月10日 13時) (レス) id: ecc065cc09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉桜 | 作成日時:2019年11月10日 7時

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