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拾玖ノ物語 ページ20

「ただいまー!」



善「会いたかったよぉぉぉぉ!!Aちゃ……」



炭「おかえり、A、伊之助……何やってるんだ?」



そう、善逸が固まる理由も炭治郎が首を傾げてる理由も分かる。



私が伊之助を横に抱いてるからだ。



伊之助は「ナンデコウナッタ……」と小声で言うだけ。



実を言う私も



「こうせざるを得なかった。」



としか苦い顔で言えなかった。



そのまましのぶさんの所まで行き、手当をしてもらった。



またベットの生活かぁ……暇だなぁ。



案の定、伊之助の手足は凍傷。



そして肋骨を三本折って、左肩を骨折していた。



私はというと、背中の筋肉が一部肉離れをしていて、肋骨を三本折り、右腹部を切断されていた。



「生きていて良かったね。」



伊「マモッテヤレナクテゴメンネ……。」



「それ聞くの2回目だよ。
まだ私達は強くならないといけないんだよ。
それが分かったんだし良かったじゃん!」



伊「…………そうだな!」



私達が呑気に話していると炭治郎と善逸と禰豆子が来た。



今はもう夜だし、禰豆子は普通に歩けるよね。



炭「お疲れ様、大変だったって?」



「ホントに。
十二鬼月のレベルに近かったね。」



善逸「流石Aちゃん!
そんな奴倒したんだよね!凄いなぁ!」



「伊之助もだよ。
とてもカッコよかったよ。」



何気に伊之助に笑いかけた。



伊「…おう?……ホワホワ」



炭「あ、血取ってくれた?」



「うん、取ってきたよ。
猫さんに渡したよ。」



炭「ありがとう!助かるよ!」



後ろで2人が何か言ってるけど……ま、いっか。



「戦った鬼さ、元はここの隊員だったの。」



炭「鬼殺隊の?」



「うん。
氷の呼吸の使い手と雪の呼吸の使い手だった。
多分鬼の血も混ざってるからどのくらいの強さかは分からないけどさ、私達より先輩だった。」



炭「俺達の先輩が……か。」



「1歩違うかったら鬼にならなかったのかもしれないって思っちゃうんだよね。
もっと平和だったのかもって。
しかも多分2人は恋仲だった。」



話を聞く気になったのか後ろで騒いでいた2人も静かになった。



「最愛の人を鬼になったら忘れてしまうのか。
私は鬼に興味はないけど、救えるなら救ってあげたな……。
まぁ私は鬼なんかに((スコー」



善「Aちゃんそういえば徹夜したって言ってたね。」



炭「ゆっくり寝かせてあげよう。」



__それよりも前に伊之助が寝ていたのは秘密である。

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ひなだん - めっちゃ面白いデス^^楽しみにしてま(゚ω゚) (2020年2月15日 21時) (レス) id: 525a103bc8 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - ただの絵描きさん» ホントに何度もご迷惑をお掛けしました。はい!頑張りますっ!! (2019年11月10日 16時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ただの絵描き(プロフ) - また読めて嬉しいです!更新頑張ってください! (2019年11月10日 13時) (レス) id: ecc065cc09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉桜 | 作成日時:2019年11月10日 7時

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