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拾伍ノ物語 ページ16

伊之助side
Aとは別れ、俺はあの白いヤツと戦っている。



「諸突猛進!!」



雪「あははは!遅いねー!」



「うっせぇ!

獣の呼吸 捌ノ型 爆裂猛進」



俺は一瞬でやつをぬき、前に立ち塞がった。



雪「お!凄いねぇ!」



「当たり前だ!山の王だからな!」



雪「じゃあこれも受けてよ!

雪の呼吸 肆ノ型 耐圧積雪」



奴は高く飛び上がり、周りの雪と共に刀を振り下ろしてくる。



「俺には効かねぇよ!

獣の呼吸 壱ノ牙 穿ち抜き」



グサッ



俺も跳び、頸は外したものの奴の左肩に突き刺さった。



代わりに俺の左肩にも奴の刀が刺さった。



雪「あははっ!とう!」



「うぉ?!」



奴は俺の腹に蹴りを入れ、そのまま地面に叩いた。



雪「君、意地張ってるけどさ、本当は無理してるよね!
足動かないよね!」



奴は笑いながら覗き込んでくる。



確かに俺は足の感覚がない。



さっきの氷でやってしまった。



けどそれがどうした?



「そんなこと俺には関係ねぇ!!
動かないなら動かせばいいだけだ!」



そのまま刀を乱雑に動かし、奴から距離をとった。



雪「わぁ!私君みたいな人好きだよ!」



「てめぇに好かれてもクソもないな!」



雪「そ、そこまで言わなくてもいいじゃん!!」



何かコイツさっきと様子がちげぇぞ?



雪「うわぁぁぁぁぁあん!!
いいもん!いいもん!
私には精霊さんがいるんだもん!
血鬼術 氷雪精霊!」



血鬼術?!



コイツ呼吸だけじゃなくて血鬼術も使えんのか!!



だが今はアイツは無防備だ!



「獣の呼吸 参ノ型 喰い裂き」



確かに奴の頸に触れたはずだった。



しかし奴の姿は一瞬にして消えた。



いや移動したのだ。



?「危ないなぁ。
ほら、雪。私が来たから安心してよ。」



雪「うん。」



「てめぇら!逃げんなよ!」



精「アンタはこれで十分。」



「あ”?!」



気がつけば周りにはやつ(雪)が呼び出した変な奴(精霊)と同じ奴がいっぱい現れた。



なんだコイツら。



雪「精霊さんは凄いんだから!!」



その瞬間、俺は上から降ってきた巨大な雪玉に押し潰された。



地面も雪も冷てぇ。



何か眠く……。



“伊之助はすごく強いんだよ!”



そうだ俺は強い。



精「こんな物よ。」



「何か言ったか?」



精「えっ?」



俺は雪を掻き分け、地上に出る。



もう全身の痛覚はなかった。



「今すぐ斬ってやる!」

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ひなだん - めっちゃ面白いデス^^楽しみにしてま(゚ω゚) (2020年2月15日 21時) (レス) id: 525a103bc8 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉桜(プロフ) - ただの絵描きさん» ホントに何度もご迷惑をお掛けしました。はい!頑張りますっ!! (2019年11月10日 16時) (レス) id: e8ee42e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ただの絵描き(プロフ) - また読めて嬉しいです!更新頑張ってください! (2019年11月10日 13時) (レス) id: ecc065cc09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉桜 | 作成日時:2019年11月10日 7時

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