【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ8)

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346話ページ8

夏未「Aの言った通り、影山はイタリア代表オルフェウスを狙っていた。そしてつい先日、オルフェウスの監督が姿を消したわ」

A「っ！？」

夏未が言ったその事実に驚きすぎてガタッと席を立ってしまった。

A「…もう、始めたってわけ？あいつがこの島でやろうとしていること……」

夏未「そういう事になるわね。それに、影山はもうすでに新しいチームを作っているわ」

新しいチームを作った？
それはつまり……また誰かが利用されてるって事？

A「……もうオルフェウスの監督がいなくなったんだよね？だったら次は…代表の座を奪おうとしてくるはず…オルフェウスの子達が危ない！私、今すぐイタリアエイリア行ってくる！」

そう言ってポテトを口にかきこみ、カバンを持って行こうとしたら「待ちなさい！」と夏未に止められた。

夏未「今行ってもこれは単なる情報。確証はないわ。だから……」

A「悠長に待ってられないよ！こうしてる今も、あいつの計画は進んでる。じっとしてたって止められないんだよ！」

夏未「気持ちはわかるわ…でも、無謀よ。何の計画もなしに行動に出たって意味はないの」

A「確かに夏未の言ってることは正しい。でも、でも！！無計画でもなんでも、影山の目撃情報があったってことは着実に進んでる…それを阻止するには目撃された場所に行くのが先だよ！……だから今回は、私だけで行く。夏未は他に何か情報がないか調べてほしい」

夏未「A……」

A「こんなことになっちゃったのは私のせいでもあるの。あの人をちゃんと止めることができなった。それに……」

夏未「…わかったわ。私はあなたの気持ちを尊重する。でも、これだけは守りなさい。

―――絶対に無茶しないで」

A「…うん、ありがとう！」

お礼を言って私はカフェを出た。(夏未の分の会計も済ませて)

夏未side

私はAを見送ったあと、残ったコーヒーを飲んでカフェを後にした。そして今は＿＿＿＿さんに電話している。

夏未「もしもし雷門です。…はい、行きました。すいません、止めることができなくって……あの子は私なんかよりも周りの事やこれから起こる事をよく理解している、今行かせないと絶対に後悔すると思って行かせてしまいました。

なので……

あの子に何かあった時は私が責任をとります」

無理しないで、ちゃんと頼るのよ。

私だって……あなたの"友達"なんだから。

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