【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ7)

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345話ページ7

A「話する前に注文してもいいですか、"夏未さん"…」

そう、昨日電話した人ってのは雷門中の理事長さんの娘"雷門夏未"。

いつも以上に目がつり上がってらっしゃる……

夏未「何か余計なこと考えなかった？」

A「い、いえ！滅相もありません！」

夏未「まあいいわ。私はお腹すいてないから、あなたがとっていいわよ」

A「やっふー！あ、おごるから安心して！」

夏未「だから私は何も頼まないって…」

A「そう言つつもメニュー眺めてるじゃん」

「私より先にメニュー見てたよねー」と核心をついた事を言えば、「う、うるさいわね！」と言われた。照れなくてもいいのに…ツンが多いんだね。

夏未「そ、そんな事よりあなた、何頼むか決めたの？」

A「ねぇ、その"あなた"ってのなんか他人行儀みたいだからさ、普通に"A"って呼んでよ！私も"夏未"って呼ぶからさ」

夏未「…それもそうね。分かったわよ、A」

A「じゃ頼むねー！すいませーん！注文お願いしまーす！」

注文をとってもらい、数分後に運ばれてきた食事の量を見て夏未は口をあんぐり開けていた。

夏未「…」

A「夏未？どうしたの」

夏未「あなた、朝からよく食べれるわね」

え、そんな食べてるかなと机に並べられた食事を見渡す。私の前に並んでいるのは、朝のモーニングセット、モンブラン、パフェ、フライドポテト、ミルクティーで、夏未の前は…アイスコーヒーとチョコレートケーキ。

A「…夏未、朝食べてきた？」

夏未「ええ、もちろんよ」

A「私、朝何も食べてないんだよね。だからそんなに多くないと思うけど」

夏未「……そうね」

あれ……？
一瞬、夏未が引いたような顔した気がするんだけど……気のせいかな？

朝食もひと段落ついたところで夏未が"例の話"に入った。

夏未「じゃ、そろそろ話すわね。

Aも分かっていると思うけど……

―――この島に影山がいる」

私はフライドポテトをとる手を止めて夏未をじっと見る。

夏未「……この2か月間。円堂君達がアジア戦で戦っている間に私達はたくさんの情報を手にしたわ」

A「その一つが、影山の居場所。

そしてもう一つが……

"イタリアエリアでの目撃情報"」

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