【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ48)

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386話ページ48

Aside

鬼道「……Aのことはいい、今は試合に集中するぞ！」

有人の言葉で、私は正気を取り戻した。

そうだ……なにやってんの、こんな事でへこたれて……

これは、私じゃなくてオルフェウスの子達の命運がかかってるんだよ？

……助けるんでしょ……？

もう後悔したくないんでしょ……

だったら、動かなきゃ……

震えてる暇なんかないの…

今は…恐怖なんかと戦ってる場合じゃない！！

A「っ……みんな、ごめん！

もう大丈夫だから、気にしないで！！」

鬼道「…フッ……よし、行くぞ！！」

私は有人のおかげで正気を取り戻したけど、再開して有人が佐久間にボールを渡した途端、有人は何かに捕らわれているような状態になってしまった。

佐久間「鬼道！……っは、鬼道！どうしたんだ？！」

A「っ影山か…！」

間違いない……影山の考えが有人の頭に流れ込んでるんだ。

佐久間「っく…鬼道……しっかりしろ、鬼道！！！」

鬼道「っだ…！」

佐久間の叫びと共に渡されたボールによって、有人は正気を取り戻した。

佐久間「お前がゲームメイクしなければ、奴らに勝てないぞ！」

鬼道「あ、ああ…」

A「…有人……」

……有人は人一倍、影山の怖さを知ってる。
影山に従ってしまった自分の愚かさも、心のどこかに残ってるはず。

きっと影山はそこをついて試合をする。
有人が困惑するような状況を作って、自分の所へ取り戻そうとしてくる……

ううん、そんなことさせない…させちゃだめだ。

なんとしてでも、止めないと……！

(でも、やっぱり……

自分の恐怖心には勝てないのかもしれない。)

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