【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ32)

今日:31 hit、昨日:0 hit、合計:45,673 hit

370話ページ32

Aside

有人に痛いところをつかれ、少々焦っておりますが、円堂とフィディオは明日の代表決定戦について話し始めていた。

円堂「大変だよな、代表決定戦。残ってるメンバーは７人だけなんだろ？」

フィ「うん……あ、Aも入ってるよ」

円堂「そうか……ってええっ？？！ Aも入ってるのか?!」

あ、そういえばそうだった。
あの時…「私が代わりに試合する」って言ったから、代表決定戦のメンバーにはなってるんだ。

フィ「まさかと思うけど、忘れてたの？」

A「ははー…そんなわけないじゃないですか。ただ、正式に入っているとは思わなかっただけで……」

鬼道「後先考えないからそうなるんだ」

A「考えてるよ！いや、考えようと努力したよ！けど、体が動くんだよ！こう、反射神経みたいな感じでさ！」

「分かる!?」とさんざん有人に訴えた結果、「分からん」「理解できない」という返答をいただきました。ちくしょう！！

そんな私と有人の茶番を余所に、円堂はさらに話を進めていた。

円堂「Aが仮にこの試合の時だけ加わったとしても…３人足りないんだよな……うーん……何かいい考えは……ん？３人？そうだ！！」

どうやら何か良い案を思いついたようで(ナレーターかっ！)

円堂「俺達がフィディオのチームに入ればいいんだ！」

「「「えっ…？」」」

……言うと思ってたよ、うん。
だって円堂だもん。困ってたらそういうこと言っちゃうよね。

でも、でもね…

A「ダメェェェェェェ！！！ＮＯ！問題大有りじゃぁい！」

円堂「な、なんだよいきなり…」

A「円堂…確かにその案は、今の状況で最もだと思う。しかーし！君達は明後日試合を控えている。勝っても負けても、本選で気合が入らないでしょ！」

そう。私はともかく、円堂達は明後日本当の意味で試合がある。

私がそういうと、いくら円堂でも「それはそうだけど…」と食い下がった。かと思いきや……

円堂「いや、出よう。このままフィディオ達のピンチを見過ごせない！」

あーうん…

こりゃもう、止められる気がしないや。

・