368話 ページ30
円堂の言葉を聞いて有人が「ふっ」と笑った。
鬼道「そういう事だ。俺達は、自分の意思でここにいる。この中に、誰もお前を責める奴なんていないし、迷惑だとも思ってない」
…でも…私……は……
まだ言えてない事がたっくさんある。
まだ隠してることだって山ほどある。
なのに……
こんな時だけ、助けてもらっていいの？
有人の言葉を聞いても今だうじうじしてる私を見て、円堂が「ああ‶〜！」と叫んだ。
円堂「そんなうだうだ考えても、何も答えは出ないぞ、A！ 」
A「円堂…」
…確かに、今更考えたってこうなってしまったことは変わらない。
それにさ、いつも真っ先に体が動いてたじゃん。
なら…今すべきことも、そういうことだよね。
涙を拭いて、パンッと頬を叩いた。
A「ありがとう。私、いろいろ間違ってたみたい。嫌な思いさせちゃってごめんね」
円堂「誰にだって人に言いたくない時はある。気にしなくていいぜ！」
円堂……本当に、そっくりだよ。
「言いたくない時があってもいい。だけど、一人で抱え込んじゃだめだ」
お兄ちゃん。
私ね、すごく頼れる仲間を持ったよ。
だから……
今度は絶対、あの時みたいなことしないって約束する。
見守っててね。
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ルリナ - 更新頑張って下さいっ！ (2017年1月12日 23時) (
レス) id: f8dd7b5784 (このIDを非表示/違反報告)
穹 - この作品の続きを楽しみにしてます！ (2016年9月24日 15時) (レス) id: 89cf40315a (このIDを非表示/違反報告)
ことのん - 続き待ってます!! (2016年8月15日 13時) (レス) id: fdc7a2bc34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆りんご☆ | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kakusokana/
作成日時：2016年3月17日 0時
