【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ27)

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365話ページ27

鬼道「待てって言ってるだろ」

A「はい……ごめんなさい……」

見事に捕まりました。(なんか有人の足が前より速くてですね、私の足じゃ駄目だった…みたいな感じで……はい。) 有人に捕獲されてると、円堂達はもちろん、フィディオも追い付いてきた。

フィ「A！」

A「え、あれ、フィディオ！？」

何でこいつと一緒にいるの？！

鬼道「それはこっちの台詞だ」

A「え、口に出てた？」

円堂「A、お前なんでここに居るんだよ！」

A「いや、それ私も聞きたいんだけど！先に話してよ！」

円堂「いーや、お前が先に言うべきだ！」

A「円堂達のが重要でしょ！明後日試合なんだよ？！」

円堂「うぐっ…それは…そうだけどよ……」

円堂が押し黙ると、有人が「お前のが先だ。言え」と威圧をかけてきた。

これは無理だな。
だって有人の顔が、怒った時のリカそっくりなんだもん。

A「…………散歩……」

鬼道「嘘つけ…」

バシィッと頭を叩かれた。

A「ちょ、叩くことないでしょ！私の繊細な脳細胞、殺さないでよ!!」

鬼道「お前がふざけるからだろ。大体の事はフィディオから聞いた。そんなウソに騙されるわけがない」

それを聞いて、バッとフィディオの方へ顔を向ける。フィディオは「いや…ごめんごめん。あまりに心配してたから…」と言うような顔をしていた。

っく…フィディオの優しさを利用するなんて！侮れない、有人め！

鬼道「そんな変な顔してないで、さっさと話せ」

A「変っていうな！大体、これは円堂達には関係ないの。私の問題なんだから……これ以上、介入しないで！」

そう言ったら、バシンッというさっきよりも鈍い音と同時に頬に痛みを感じた。

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