【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ24)

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362話ページ24

フィ「円堂守！」

円堂「怪我はなかったか？」

フィ「ああ、彼のおかげでね」

円堂「よく倒れてくるの気づいたなぁ……さすが鬼道だ！」

鬼道っていうんだな。

フィ「円堂、彼も君と同じチームの？」

円堂「ああ！最高の仲間だ！」

場所を変え、俺は円堂達に今起こっている事を話した。

円堂「え!? 8人も怪我したのか？」

鬼道「同じメンバーの仲間が続けて事故で怪我……偶然にしては出来過ぎている。もし誰かが意図的に仕組んでいるとしたら…」

意図的？誰かが？

フィ「どういう事だ？」

鬼道「チームKを代表にするため…」

フィ「まさか…Mr.Kが…!? 代表の監督がそんなことするわけがない」

それに、イタリアから正式に認められた監督だ。
そんなことをしたら、監督の許可証も無効になるはずだ。

鬼道「……俺はそう言う男を知っている。影山零時…」

影山……？

『影山……いいや、今はＭｒ.Ｋって呼んだ方がいいかな』

Aが監督に向かって言っていた名前だ――――――！

フィ「…その名前は俺も知っている」

鬼道「なにっ!?」

円堂「え、本当なのか、フィディオ!?」

フィ「ああ……君たち…イナズマジャパンのコーチがMr.Kに向かってそう呼んでいたよ」

俺がそう言うと、円堂達は更に驚いた顔をした。特に鬼道。

鬼道「Aが……Aがここに来たのか?!」

フィ「ああ……さっきまで俺達と一緒にいたけど、突然「怪我をした原因を調べてくる！」って駆け出したんだ」

円堂「まさか、Aまで来てたなんて……」

鬼道「やはり、今日いなかったのはそういう事だったのか……」

円堂「鬼道、お前気づいてたのか!?」

鬼道「ここ数日のあいつの様子は明らかにおかしかったからな…やけにこそこそ動いてた」

円堂達の会話を聞いて、俺は悟った。

Aはもしかしたら、その影山って人を捕まえに来たんじゃないか。

仮名を使っても"影山"だと確信できたのは………

それほど、その人の事を知り尽くしているって事だ。

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