【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ19)

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357話ページ19

A「久しぶりだね。

影山……いいや、今はＭｒ.Ｋって呼んだ方がいいかな」

影山「久しぶりにしては、ずいぶんと派手な登場だな」

A「悪いね。あんた次第で、私の行動パターンが決まるんで」

そう。飛び降りる時、同時に影山を蹴ろうとしたけど、交わされてしまったのだ。

影山「それはどういう事だね」

A「とぼけるな。あんたはこのイタリア代表チームを狙って、このチームの監督さんを拉致ったんだろ」

私がそう言えば、オルフェウスの子は驚いていた。

A「ここ最近、君たちの監督が来なかったでしょ？」

「あ、ああ…」

A「それは全部こいつが仕組んでたの」

影山を指差して話を続ける。

A「…でも無理だね。この世界大会では、許可が下りない限りチームの変更、監督の変更は認められないはず。あんたがその許可を持てるような大物に私は見えないんだけど」

だって前科あるし、日本のサッカー界がまず許さないでしょ。

すると影山はクククッといつもの不気味な笑いをこぼした。

影山「お前は昔から詰めが甘い」

A「は…？どういう事……!?」

影山は私に、イタリアサッカー協会からの正式な辞令の紙を見せてきた。その紙を見せられて、さすがにオルフェウスの子達も何も反論できなかった。

何でこいつがそんなものを……

まさか、この期に及んでまだ誰かと手を組んでいるの!?

「それは……じゃあ、本当に…」

A「信じちゃダメ！影山、それをどこでどうやって手に入れた！返答次第では容赦しないよ…！」

影山「ﾌｯ…お前に言う価値はない。もう決まったことだからな」

A「く…」

そりゃそうだよね。
私は警察でもなんでもないんだから。

でも、ここであきらめちゃダメだ。

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