【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ17)

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355話ページ17

Aがいないことに気づいた後、不動の姿もなかった。俺は不動が影山を探しに行っただろうと思い、すぐさま街へ飛びだした。

不動を探し回っている間、俺は影山の術中の中にいた。街を歩いている人たちみんなが影山に思えてしまうほど。

そして――――。

「会いたかったぞ、鬼道……我が最高の作品」

この声は……

鬼道「影山…！」

影山の声を聴いた後、近くのバス停でバスに乗ろうとしていた。すると誰かに肩をつかまれ、振り向けば…それは佐久間だった。

鬼道「佐久間…！」

佐久間「俺も行く！」

鬼道「行くのは俺だけでいい。影山の恐ろしさはお前も知っているはずだ」

佐久間「鬼道、お前の気持ちは嬉しい。だが…お前だけを危険な目に遭わせるわけにはいかない！」

鬼道「佐久間……」

『…だったら私も行く！』

『!? 何言ってるんだ!!早くここから逃げろ!!!』
　
『有人を一人にできない!!!』

A…

俺と佐久間がバスに乗り込むと、中に不動がいた。

鬼道「不動…！」

不動「誰かと思えば…お前ら…」

鬼道「やはり影山の所に行くつもりか！」

そう言えば、不動は俺達を見て鼻で笑った。

不動……お前は何を企んでいる……！

そうこうしていると、ドアが閉まる直前に誰かが勢いよくバスに乗り込んできた。

「っはぁ…間に合ったぁ…！」

鬼道「円堂！」

なぜ、ここに……
そんな俺の言葉を察するかのように円堂は答えた。

円堂「バスに乗るところを見たから…気になって……

不動？」

隣にいる不動を見て少し驚く円堂。そして俺達に何があったのかを聞いてきた。

もうここまで来たら言うしかないな…

鬼道「この島に……影山がいる」

円堂「影山が！？」

この時…俺は、不覚にも安心してしまった。

円堂がいれば心強い……そう思ってしまった。

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