【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ16)

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354話ページ16

Aside

翌日、監督との約束を守り、練習を見ていたら……様子が明らかに昨日と違う人がいた。

佐久間「鬼道！」

鬼道「あ！ ……すまない」

円堂「…鬼道？」

不動「行くぜ！」

有人が佐久間からのパスを取り損ねたり、不動が円堂に向かって打ったシュートを外したりしていた。

有人、佐久間、不動……
あの三人があんなふうにサッカーをする理由は一つしかないよね…

A「…っ」

秋「Aちゃん！？」

A「ごめん、用事思い出した！」

私はその場を駆け出し、久遠監督の所へ向う。

久遠「星空…」

A「監督も見ていましたよね？あの三人が動揺している。もうこれ以上待てないです」

久遠「……わかった。あとは俺がなんとかする」

A「お願いします…！」

久遠監督に話してから私はすぐに目的の場所へと急ぐ。

…これ以上、長引かせるわけにはいかない。

もう会わせちゃダメなんだ…！

鬼道side

俺や佐久間、不動が影山の事を気にして、練習に支障が出ていることに監督はすぐ気づいた。

久遠「鬼道、佐久間、不動！お前達は練習に集中できていない。グラウンドから出ろ」

今の状態では迷惑をかけるだけだな……

鬼道「…分かりました」

俺は素直に指示に従った。それを見て円堂が声をかけてきた。

円堂「鬼道！」

鬼道「いいんだ、円堂。監督の言うとおりだ。……確かに集中できていなかった」

久遠「円堂、お前は練習に戻れ」

円堂「はい」

グラウンドの外に出て、ある異変に気付いた。

Aがいない……

鬼道「木野」

秋「どうしたの鬼道君」

鬼道「Aはどうしたんだ？」

秋「あ、Aちゃんならさっき…用事を思い出したって慌てて駆けて行ったわよ」

用事？

……まさか！

鬼道「そうか。ありがとう」

佐久間の所へ戻ると、佐久間が「どうしたんだ？」と聞いてきた。俺は佐久間に木野が言っていた事を話した。

佐久間「それってまさか…」

鬼道「ああ……あいつも気づいてるのかもしれない」

＿＿＿＿影山がこの島にいることに

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