【イナイレ】信じるココロその8！ (ページ1)

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339話ページ1

円堂が前方にボールを投げる。

円堂「鬼道！」

鬼道「行くぞ、不動！」

不動「偉そうに命令するんじゃねぇ！」

攻め込む二人。あっという間にゴール目前だ。

鬼道「豪炎寺！」

豪炎寺「おう！」

鬼道「虎丸！」

虎丸「はい！」

有人が二人の名前を呼んだそのすぐ後、不動と有人はたがいにジャンプし、互いに違う方向からボールへとキックした。その威力はだんだん大きなっていき……。

鬼・不「キラーフィールズ！！」

ナイツ「「「……うおぉぉぉっ！」」」

ナイツ・オブ・クイーンのディフェンダーを全員吹っ飛ばした。そしてそのボールは豪炎寺と虎丸へのパスへと変わった。

豪炎寺「いくぞ！」

虎丸「はい！

タイガー……！」

豪炎寺「…ストーム！！」

豪炎寺と虎丸の連携技が最後の槍となって突き進む。

「ガラティーン！……うわっ?!」

相手の技は出した途端に破られ、シュートは決まった。それと同時に試合終了のホイッスルも鳴り響いていた。

……勝った。

そう思った時にはもう足が動いていた。それはもちろん……

A「エドガー」

エド「ああ、君は…イナズマジャパンのコーチの…」

A「円堂の事、見直した？」

エド「…悔しいが、私は彼を甘く見ていたようだ。今は君たちの勝利を称える」

A「そっか。それならよし！」

エド「そういえば君はずいぶん私の事に対して面白がっていたが……」

A「…あんたに"女だから"って手加減されたのがムカついたからだよ。今度は正々堂々勝負してよね」

エド「ああ、わかった」

エドガーとの会話を終わらせ、私はベンチに戻った。

染岡「A、お前またなんか言いに行ったのか？」

A「ん？円堂の事見直したか聞いただけー」

栗松「で、どうだったでやんすか？」

A「"悔しいが、私は彼を甘く見ていたようだ。今は君たちの勝利を称える"だってさ」

染岡「けっ、上からなのは変わらねぇんだな」

A「そりゃナルシだからね」

鬼道「お前は認められなかったんだな」

A「そんなことな……うわっ！？」

染岡と栗松と話していれば、どこからか有人が現れてびっくりして尻餅をついた。

A「いったー！」

鬼道「どんくさいな」

A「有人のせいでしょ！」

鬼道「そんなことで尻餅をつくなんて、修行が足りてないんじゃないか」

A「うっさい！いきなり来られたら誰でもビビるわ！」

やっぱ朝の有人は幻だ!!

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