315話 ページ26
鬼道「とりあえずAの部屋に行くぞ」
俺がそう声をかけ、歩きはじめると……バンッとAの部屋のドアが開いた。
A「よぉぉし！これでOK！」
春奈「Aちゃん!!」
A「うおっとった！」
春奈が勢いよくAに駆け寄るとAはバランスを崩し、後ろへ倒れた。
A「な、どうしたの春奈……」
春奈「もう心配したんだから！さっきまで後ろにいたのに急にいなくなって……部屋に戻るなら声かけてよ！」
A「あ……ご、ごめん……」
階段を下りるともうみんなはバスに乗り込んでいた。
春奈「あ、もうみんなバスに乗ってる！Aちゃん早く早く！」
A「えー大丈夫だよ。まだエンジン音してないし……」
鬼道「いいから急げ」
A「……わかったよー」
Aを急がせながら俺達はバスに乗りんで出発した。
＊
イギリスエリアに着くなり、なぜかAは不機嫌だった。頬は膨らませてないが明らかに機嫌が悪い。
鬼道「どうしたんだ、そんな顔して」
A「なんか嫌だなぁって」
鬼道「……ドレスがか？」
俺は可愛いと思うが……。
A「それも多少あるけど……この雰囲気がいや」
Aの言う雰囲気とはパーティーに来ているイギリスの人達のことだろう。
普段騒がしい環境にいるAにしてみれば居心地が悪いのも当然か。
鬼道「……それは我慢するしかないだろう」
A「どうしてこんな静かなんだろうね？」
鬼道「ここはそういう国だ。しとやかでお上品。イギリスはそういう風習なんだ」
A「絶対私、この国に住めないと思う」
鬼道「お前が住んだら国が荒れそうだしな」
そういうとAが俺をキッと睨んだ。
A「国が荒れそうってどういうこと?!そんなに私……」
鬼道「悪かった。今は黙っててくれ」
俺がそういってAの口を押えると驚いていたが、周りを見て察してくれた。
A「……黙っててくれって言うけど、元はと言えば有人が悪いんだからね」
鬼道「ああ、だから今度なんかおごる」
A「本当!?じゃあねじゃあね……」
ワクワクと目を光らせて話すAを見ながら俺は考える。
俺は本当に………Aが好きなのか？
この感情は恋愛的ではなく、友達に対する親しさじゃないのか？
よくわからないが、とにかく……Aが笑ってくれていたら俺はそれでいい。
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彩夏(プロフ) - ☆りんご☆さん» ありがとうございますっ！ (2015年12月21日 21時) (
レス) id: 533d608e39 (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - 彩夏さん» コメントありがとうございます!!! ファンだなんて……すっごくうれしいです！友希望大歓迎です！……と言っても、あまりチャットしないんで返信は遅れますが(笑) (2015年12月20日 21時) (レス) id: b6f4ac28f4 (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - はじめまして！私この小説はじめから読んでファンになりました！友希望いいですかー？ (2015年12月20日 20時) (レス) id: 533d608e39 (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - 咲夜 流亜さん» コメントありがとうございます！！ライオコット島って言うんですね！初めて知りました、ご指摘ありがとうございます！これからもこの小説をよろしくお願いします！！ (2015年8月15日 9時) (レス) id: 5bdac4df52 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 流亜(プロフ) - はじめまして！ この作品を最初から読みました！ とてもよかったです それとライオッコ島となっていますが正しくはライオコット島です 更新ガンバです (2015年8月8日 11時) (レス) id: c0aa1f2252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆りんご☆ | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kakusokana/
作成日時：2015年7月25日 22時
