263話 ページ23
みんなが一つになった光景を見て、昔言われたことを思い出した。
『A……一人で抱え込むなよ。一人じゃできないことも、みんなでやればできることだってあるんだ。一番いけないのは、全部一人でやってしまうこと。わかったか？』
……影山との関わりがお兄ちゃんにばれた時、そう言ってた。
じゃあ……今私がしていることも"あの時"と同じなの？
また……また"あの時"と同じことを、私は繰り返してる……。
そういう事になるのかな……。
でも……。
「A！A！」
深く考え込んでいるとリカに呼ばれてハッと我にかえる。
A「ど、どうしたの？」
リカ「ぼーっとしとる場合やないやろ！ほら！」
リカの見る方へ視線を移すと、みんなが手を上に重ねて円を作っていた。
ああ……円陣ってやつだね。
網海「ほら、お前も来い！次でるんだろ！」
A「出るって言っても誰と交代すればいいの？」
そうだよ。よくよく考えてみれば、今のままでも十分勝てるよ。
円堂「えーっと……」
瞳子「一之瀬君と交代しましょう」
一之瀬……
A「いいの？」
一之瀬「ああ、俺は構わないよ。遠慮しないで戦ってくれ」
A「ありがと」
リカの隣に並び、みんなの手の上に私の手を置いたところで円陣再開。
円堂「絶対に、勝つ！」
「「「おおっ！！」」」
円堂の掛け声に続き、みんなで返事をしてピッチへと走る。
リカ「A、しっかりこれ……着けとき！」
そう言って私の左手首にはめてあるリストバンドをリカが軽く叩いた。
A「うん……頑張ってくる！」
今は試合に集中だ。
……この試合で、おじさんに楽しいサッカーを教えてあげなきゃ。
全員配置に着いて後半開始。
まずは円堂がドリブルで上がり、グランが立ちはだかる。グランはさっき止められたから余裕なんだろう。顔が笑っている。
円堂「ヒロト…！」
グラン「君に俺を抜くことはできない……」
円堂は迷わず後ろにボールを蹴り、有人が拾い上がる。
グラン「前半とは違うというわけか……」
「それで我らジェネシスに敵うと思うなぁ！」
前からのスライディングを避け、有人は私にパス。私はそのまま上がり、土門へパス。
そこからは雷門の激しいパスが続き、ジェネシスはボールに触れることができない。
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あすか(プロフ) - 【イナイレ】11人目のストライカー【名探偵コナン】を更新して下さい！！お願いします！！ (2015年7月14日 12時) (
レス) id: fe88bf82f8 (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - モンドさん» コメントありがとうございます!!!なかなか更新できませんが、楽しみに待っていただけると幸いです！更新頑張りますね(`▽´）ゝ (2015年6月21日 19時) (レス) id: 2ef7d4b434 (このIDを非表示/違反報告)
モンド(プロフ) - 更新頑張って下さいp(^_^)qwktk (2015年6月20日 23時) (レス) id: 7fcbc0036e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆りんご☆ | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kakusokana/
作成日時：2015年5月17日 11時
