じゅうなな ページ17
私はぼんやりと外を眺める
授業の内容が耳に入ってこない
今日はなぜか部活が休みで早帰りになった
今日も先輩と帰る約束をしているけど今日の朝
いろいろな人からの冷たい視線を思い出す
私｢はぁ…｣
私はため息をついて前を向く
そして机に目を向けると手紙を投げられた
私は口パクで｢これわ？｣と言うとその子も口パクで｢読め｣と言われた
その子の目は非常に恐ろしくもう目を見て話すのは無理なくらい…
私はくしゃくしゃになった手紙を開く
するとその手紙には
｢キヨ先輩は私のものだから。先輩に近づいたらまじで許さないから｣
なに…これ
バカバカしい
いちいち子供みたいなことするなんてほんとどうかしてる
キーンコーンカーンコーン
授業が終わり私は教科書机の中にしまう
すると急に手を引かれた
私｢え！？｣
女｢来て｣
あぁ…まただ。
いい加減にしてほしい
連れて来られたのは人目の少ない体育倉庫
女｢あんたいい加減にしてよ｣
私｢何のこと？｣
女｢あのねぇ…前にいったでしょ？キヨ先輩は美咲と付き合ってるって…｣
私｢そのことなんだけど…｣
女｢あんたさいちいち邪魔しないでくれる？先輩と美咲の関係に！｣
私｢あのぉ…｣
何度言ってもずっと話しつづけるから本当のことを言えない
女｢邪魔なのよあんた！今、美咲がどんだけ苦しんでるか分かるの！？あんたいい加減にしないと…｣
キヨ｢邪魔｣
女｢せ、先輩！？…す、すみません｣
そこにはサッカーボールの入ったカゴを持ち上げているキヨ先輩がいた
サッカーボールのカゴだったらこの倉庫にそれを帰すためだろう
すると女の子はすぐにそこをどく
キヨ｢よいしょ…｣
カゴを床において一息つく先輩
すると私の方に視線を向けて
キヨ｢Aに話あるから借りるね｣
女｢あ…はい…｣
なにか言いかけたがこの空気で言えなかったらしい
多分、さっきの事を聞かれてのか恐れていたのかな…？
キヨ｢あ、あとそういう被害妄想やめて？俺、彼女いねーし｣
そういってその子は床に倒れ込んで何も言えなかった
すると先輩に手を引かれ歩き出す
私｢あの先輩…｣
キヨ｢俺に感謝しろよ？罰としてジュースおごりな？｣
私｢ちょっ！まぁ助けてくれたから良いか…分かりました｣
そういって先輩に頼まれた綾鷹を買った
キヨ｢綾鷹うめー！｣
私｢うふふｗ｣
思わず笑ってしまった
キヨ｢なんだよｗ｣
私｢いや、なんでもｗあの、今日はありがとうございました…｣
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*りんご頭*(プロフ) - みくに☆さん» わぁぁ！！ありがとうございますっ！！ (2016年7月20日 21時) (
レス) id: 728b1fcbf5 (このIDを非表示/違反報告)
みくに☆(プロフ) - こんにちは！いつもこの小説を読んで癒されてます(*^-^*)これからも頑張ってください！！ (2016年7月19日 21時) (レス) id: 4ef569fec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*りんご頭* | 作成日時：2016年4月13日 23時
