じゅういち ページ11
放課後になりいつものように部活へと急ぐ
そしてジャージに着替えたキヨが私の後に続くようにグラウンドへ走り出す
キヨ「なぁA」
名前を呼ばれて私はすっと後ろを向く
私「はい？」
キヨ「お前、友達とかいないの？」
友達…
どうしていきなりキヨがそんな事聞くのか不思議でしょうがなかった
私「なんでですか？」
キヨ「帰りとか誰か一緒に帰るやつとかいるだろ。特に部活後とか真っ暗だし…」
私「それは私に友達を作れと…？」
友達は…いない
というかいらない
作る意味が分からない
キヨ「そういうんじゃないけど…」
私「友達なんて作っても無駄です。いらないんです」
キヨ「なんで言いきれるんだ…？」
言い切れるって…実際経験してるし、今。
私「なんでもです。とにかく今は部活だけに集中してください！今日は外周ですよ」
部員A「えー！外周！？めんどー…」
するとサッカー部員が一斉に集まってきた
部員B「外周！？」
それに便乗して他の部員も言い出す
私「は、はい！ってことで準備しておいてください！」
他の部員がめんどー。を連発しながらも外周先へ走る
だけど他の部員とは違う空気の人が一人いた
キヨ「おい」
私「…はい」
私は先輩を見て言う
すると先輩は私に背を向けて
キヨ「今日一緒にかえっぞ！」
と一言残して走り出す
先輩と一緒に帰る…？
周りの女の子になんか言われるのもあれだなぁ…と思い
私はキヨ先輩の後ろを走る
私「あ、あの！困りますっ！一緒に帰ってるところ周りの女の子に見られたら…」
キヨ「そういうの気にしなくていんじゃね？んじゃ俺外周行ってくる」
私「キヨ先輩！！！」
と呼び止めるが先輩走り出す
このままだと、また…
「ねぇ。ちょっと」
ほら。来ちゃったじゃん
―先輩のバカ。。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*りんご頭*(プロフ) - みくに☆さん» わぁぁ！！ありがとうございますっ！！ (2016年7月20日 21時) (
レス) id: 728b1fcbf5 (このIDを非表示/違反報告)
みくに☆(プロフ) - こんにちは！いつもこの小説を読んで癒されてます(*^-^*)これからも頑張ってください！！ (2016年7月19日 21時) (レス) id: 4ef569fec8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*りんご頭* | 作成日時：2016年4月13日 23時
