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ここはどこかの刑務所で今は面会時間。

男「佐藤様。A様を見つけましたよ。」

佐藤(?)「そうか。」

男「これが例の写真です。」

佐藤(?)「……傷が消えてないみたいだな。」

そう言って、佐藤と呼ばれる男が笑う。

佐藤(?)「金は用意出来たのか?」

男「はい。………どうして探すのですか?あんなに……」

佐藤(?)「…事情が変わったんだ。いや、変わってはないのか?
なぜ私たちがあの子に暴力を奮っていたか分かるか…?」

男「……」

男は何も答えられない。

佐藤(?)「命令に逆らえなくするためさ。だか、あの子は唯一受験で逆らった。それまでもダンスなどとうつつを抜かし……だから失敗したのだ。」


佐藤と呼ばれた男は、拳をギリギリと音を立てながら握りそう語った。


佐藤(?)「最近やっと少しは落ち着いたと思っていたのに、このザマだ。やはり場所を移したのが間違いだった。
芸能事務所に入ったのだろう?またそんなものに……帰ってきたら罰を与えなければならない。後継者はあの子しかいないのだから…
何としてでも戻らせろ。何をしても構わない。怪我をさせても構わない。ただし死なない程度にな。」


男「……わかりました。」


看守「終了時間です。退出してください。」


看守がそう言うと佐藤と呼ばれた男は椅子から立ち上がり、男に言う。

佐藤(?)「また、写真も頼むからな。それとイクグ。パク イクグにも接触できるならしろ。」

男「わかりました。手配しておきます。」


佐藤と呼ばれた男は満足そうに笑い面会室を出て、看守と廊下を歩く。

佐藤(?)「早く私をここから出せ。Aよ早く帰って来るんだ。お前は何も出来ない。親の言うことも聞けない出来損ないなのだから。」


そう独り言のようにつぶやき、暗闇に消えていった。

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りんご∇(プロフ) - ありがとうございます…!!!まだもう少し続きますのでよろしくお願いします!! (2019年12月18日 18時) (レス) id: d67caf98d9 (このIDを非表示/違反報告)
ろんりー(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!これからも更新頑張ってください!! (2019年11月4日 8時) (レス) id: 048debb475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご∇ | 作成日時:2019年6月23日 11時

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