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ｺﾝｺﾝ
恐る恐る 「三代目」 そう書かれた楽屋のドアをノックする。
「広報の一ノ瀬です。」
" どうぞ〜 "
という声が中から聞こえてドアを開ける
「失礼しm…「Aちゃん！」
私の言葉を遮られた。
「岩田さん、失礼します」
「何しに来たの？」
今市さんが歩いてこっちに向かってくる。
「急な原稿のお願いです。
今日中なので私もここで一緒に作業させてもらいます。」
「「ええー」」
みんな嫌なのか…。
「ごめんなさい、忙しいのに。」
「いや！一ノ瀬さんのせいってわけじゃないから！」
なんて必死になってる直人さん。
そうだよ。部長のせいじゃんか……！
「てか岩ちゃんと隆二、一ノ瀬さんのこと知っとんのか？」
「健ちゃんみたいに人に任せってきりにしたりしないからね。
ちゃんと原稿広報に届けたからさ。」
「おい、隆二喧嘩売っとんのか」
「隆二も健二郎もそこら辺で終わりにして笑
一ノ瀬さん困ってるから。」
直己さん…私は今、あなたが神様に見えます。
「楽しそうですね笑」
「そんなことよりはやく原稿書かないと帰れないよね？」
「えりちゃん！！！！！ナイスタイミング！！」
びっくりするから山下さんやめて…
ってそうだ。急がないと。帰れない。
「これにお願いします。
項目はそこに書いてあるのでそれに沿ってコメント書いてもらえれば。
書けたら渡してください。」
そう言って紙を渡すと一気にシーンとなる楽屋。
そんな時に今市さんとぱっと目が合った。
なんだろう。顔が熱くなったのは気のせいかな…？
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作者名：さくら | 作成日時：2017年2月28日 19時
