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「ふぅ〜」
「おかえり、遅かったね」
「ちょっとね今市さんと会って話し込んじゃった」
「へぇ〜」
優梨と菜々子はわたしがもっていないもの。たくさん持ってる。
さっきだってばったり会っただけなのに話し込んじゃうくらい。聞くのも喋るのもうまい。
人の気持ちもよく分かる。
すぐに人と仲良くなれたり。
いいないいな
なんて羨ましがっても仕方ない
そうは思うけどもっとちゃんとしてればななんて後悔したことは何回もある。
優梨と菜々子みたいに沢山話せたらもっと楽しいんだろうな。
「A！ねえってば！」
「え？」
「何ぼーっとしてんの！部長呼んでるよ。」
「うそっ！」
急いで部長のところに向かうと
「これ、急で悪いんだけど今日中にお願い出来ないかな？
三代目のみんなにもまだ頼んでないんだよね。
今日三代目のみんな会社に居るみたいだしお願い出来る？」
え？定時までもう2時間しかないですけど。
でも断るわけにもいかないし。
「わかりました…」
テンションガタ落ち。
「ちょっと行ってくる…」
「テンションひっく！笑
三代目の所に行けるんだから。ラッキーって思いなさいよ」
「それより私は帰りたい！！」
無駄に緊張するし…
どうか無事に早く終われますように。
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作者名：さくら | 作成日時：2017年2月28日 19時
