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あれから今市さんは自分のことたくさん話してくれた。
話すより聞くことの方が得意な私にとっては嬉しい。
「あ、そろそろ1時半になるけどAちゃん戻る？」
「もうそんな時間ですか？
仕事戻らないとです」
「ごちそうさまでした。
今市さんお仕事頑張ってくださいね。」
そう言って仕事に戻ると
「ねえAどこいってたの！？」
今市さんもどっかいっちゃうしさ〜
なんて言いながら心配してるんだか怒ってるんだかわからない優梨。笑
「カフェで食べてました。」
「1人で？」
おい！察してくれよ！！
「い、いま、今市さんと…」
「はぁ！？！？！？」
え、待って？わけわかんない
とか言いながら1人百面相してる笑
「なんで？」
「私の嘘。見抜かれたから。」
「仕事だから〜ってやつか！
二人して抜け駆け？よくないね。」
「そんなんじゃないし。
今市さんは仕事仲間？だから。」
芸能人を仕事仲間と呼んでいいのかわからないからとりあえず?をつけて話した。
「ほんとかなぁ〜」
「ほんとだよ。なんでそこ嘘つくの笑」
「今市さんは分からないもんね〜」
何が分からないんだろう。
「Aちゃんには少し難しいお話〜」
「なにそれ！むかつく！」
なにがなんだかさっぱりわからない。
けど今市さんは仕事仲間。
うん…。
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作者名：さくら | 作成日時：2017年2月28日 19時
