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帰りたい帰りたい…
あと何分作り笑顔振りまけばいいんだろう。
「今日はありがとうございました。
以上で終わりです。」
やっと…！！！
「こちらこそ、ありがとうございました。
雑誌の方、よろしくお願いします。」
そう言って見送り歩いて部署に戻る。
「あれ、Aちゃん？」
「あ、岩田さん。」
「相変わらず男の人には対応冷たいね〜笑」
「そうですか？」
「うん、あ！そうだ！これからお昼？一緒に食べない？」
「菜々子と優梨誘いますね」
「えーじゃあ俺も誘おうかな〜」
「社食に来てもらえればなんでも〜」
「ほんと興味無いの？」
「何がですか？」
「男。」
興味…うーん…無い…
「うん。なんかなんとも思わない。」
「なんか理由あるの？」
っ…
痛い所つかれた…ほんとに今は優梨と菜々子だけしか知らない。その2人だけにしか話せない。
「なんて言いました？」
変な間が空いちゃったから変な風に思われないように必死についた嘘。
「んーもーいいよ笑」
そんな話をしながら歩いてると社食に着いた。
「Aー！」
菜々子が手ひらひらさせて呼んでいる。
「あっ隆二さん直人さん！」
「岩田さん！ねえなんでそんなすごい人達呼ぶの！？」
優梨の言葉が岩田さんの胸に突き刺さったみたい。笑
「俺はすごくないんですね…わかりましたよ
…」
「いや、そういう意味じゃないから！！」
そう言いながら二人で笑いあっている。
2人ってこんなに距離近かったっけ…？
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作者名：さくら | 作成日時：2017年2月28日 19時
