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あと30分…
なぜだか心臓が大きく動く。
「おーい！Aー！」
「なに？」
「なに？じゃなくて
何回も呼んでるの！今日ずっとそんな感じだよねー
もしかして今市さんと2人で緊張してるの！？」
「な！そんな訳じゃないし！」
「ふーん笑」
ってニヤニヤしながら私を見つめる優梨。
菜々子と優梨には何も隠せないなぁ
「で、これコピーお願いしていい？30枚ずつ
明日の会議で使うの」
「んーわかった
ホチキス留する感じ？」
「できればお願い！」
「やることやったしいいよ」
「ありがとう！！！」
印刷室に向かっていると
「Aちゃん？」
後ろから呼ばれる私の名前。
「登坂さん。お疲れ様です。」
「おつかれ。隆二から聞いたよ」
「隆二さん…あ、今日のことですか？」
「そうそう笑
Aちゃんが隆二と2人なんて考えもしなかった」
なんて拳を手に当ててくすくす笑ってる。
「バカにしてますか？」
「してないしてない笑
ただ相方として嬉しいな〜ってだけ。」
何が嬉しいのか分からないけど
すごく隆二さんの事を大切に思ってる。
やっぱりいい人の周りにはいい人が集まるんだ。
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作者名：さくら | 作成日時：2017年2月28日 19時
