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「ねえA〜」
「何〜？」
「合コン行かない〜？」
「やだよ行かないよ」
仕事中にもかかわらず合コンなんかに誘ってくるのがこの子。優梨。
大学から一緒。
「どーしてよぉー、菜々子も行くってよ？」
「いつもの事じゃんか…」
菜々子は部署が違うけど
優梨と仲良くてそこから3人定着って感じかなぁ…
「あっ噂をすれば！菜々子〜
Aまた行かないって言うんだけど〜」
「またぁー？ちょっとさぁそろそろ考えた方がいいと思うよ？
もう5年だよ？ご！ね！ん！」
「わかってるけどそんなの〜」
「そこの3人〜暇だからって〜」
「「「 はーい 」」」
「じゃあ私戻るね〜」
手をヒラヒラ振って戻る菜々子。
「てか原稿遅くない？」
「Aちゃん文句言わないの〜
私はちゃんと岩田さんくれたからもう終わり〜」
私たちが働くのはあの有名人が沢山いるLDHの広報部。
原稿を貰ってからまとめるんだけど…
その原稿が遅いこと遅いこと。
原稿が来ないと仕事が進まない訳で
「私今市さんのなんだけど…遅すぎない…？」
「今市さんがただ単に考えるのが遅いのか…岡本さんが持ってくるのが遅いのか…」
優梨がそんなことを言ってると
「Aさんすいません〜隆二の原稿です」
「岡本さん〜ありがとうございます！
今市さんにもうちょっと急いでくださいね〜って伝えてくださいよ〜笑」
「はいはい笑 じゃあ、お願いします」
今をときめく三代目のマネージャーの岡本さん。
「やっぱり今市さんが考えるの遅いだけだね〜笑
でもやっぱり今市さんは自分で持ってこない派の人だ」
「三代目とか岩田さんぐらいじゃない？持ってくるの」
「岡本さん大変だよね〜笑」
「ね笑 よし私は仕事しますよ〜」
「がんばれ〜私はもう後は合コンに行くだけだぁ〜」
「そうですかぁ〜」
何も無い私にとってやる事は仕事だけ。
「ほんとに行かないの？」
「行くわけないじゃん」
「じゃー今度ね」
「うん〜楽しんで〜」
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作者名：さくら | 作成日時：2017年2月28日 19時
