好き過ぎて殺しちゃうお話 (ページ5)

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お揃いページ5

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Aside

『路地裏で、き、キスなんかしてほんと！

これが柱とか！幻滅されちゃうよ！！』

「最後のはAからしてくれた」

『そーですね！！』

慣れって怖いなあ

「あ、そうだ。A」

『うん？なぁに』

「僕、もう1つAとお揃いの物身につけたい」

『ミサンガもう付けてるのに？』

「Aが誰かに取られそうで不安なの。

ねぇ、お願い。」

『うん、いいよ？何にするの？』

お揃いの物...首飾りや耳飾りかなあ

「耳飾り、付けよう？」

良いよ、って言おうと思ったんだけど...

『私たち、ひとつも開けてないね』

「何言ってるの、開けるよ」

ヒェッ...

『ぜ、ぜぜ、絶対痛い...っ』

耳を抑え、目をうるうるさせて訴える

『それに怖いよっ』

「(あぁ、可愛い、大好き) 大丈夫、僕が

開けてあげるから頑張ろ？」

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『この針を...耳に...貫通...こわ...』

「すぐ終わるから...片方だけだから。

僕の服掴んでもいいから、目を瞑って

我慢してね」

ｷﾞｭｯ

ううぅ怖い怖い怖い～～～！！

...

...？

...？？？？？

『無一ろ...___』

ﾁｭｯ

目を開けたと同時に唇が触れる

「...ごめん、可愛すぎてつい。」

『な、何、して！』

「ふふっ。ほら、終わったよ」

え？いつの間に()

「すぐ終わるって言ったでしょ」

『すぐ終わりすぎてちょっとびっくり』

無一郎くんは容赦なく自分の耳に

針を刺す。

躊躇いが微塵もないのね....

「はい、これ付けて」

渡されたのは睡蓮のような形をした

宝石の耳飾りだった

『こんな感じ？ちゃんと付けれてる？？』

なんせ耳飾りなんて初めてだから

分からないのよ...

「似合ってるよ」

優しく微笑む無一郎

満足な顔してるなぁ、よかった！

「へぇ、こんな感じになるんだね」

『無一郎、めっちゃ似合うじゃん...』

「そうかな？」

横顔だけでご飯食べていけるんじゃない？←

綺麗すぎるよ無一郎ぅ...

「これでお揃い増えたね」

『うん！』

「早く苗字もお揃いにしないとね」

私の頭を撫でて、そういう

Aに離れて欲しくないから

自分以外を見て欲しくないから

そんな無一郎の独占欲を、Aはまだ知らない

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