無邪気な笑顔に ページ3
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Aside
その日私は、無一郎と屋敷でのんびり
する予定を立てていた。
『はい、無一郎。朝ごはん((というか昼ごはん
だけど』
朝からやってしまって布団を出る頃には
太陽が真上に来ていた。
「うん、美味しい。A大好き」
『それはよかったよ』
本当、何も無ければこんなに平和なのに。
別に今の付き合い方に不満があるわけじゃ
ないんだけど、なんというか...
ほかの恋仲とは、少し違う...___
「A?どうしたの?早く食べないと
冷めちゃうよ」
『あっ、うん!いただきます!』
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『また折り紙?』
「うん。Aの分も作ってる」
私たちは任務がない時はいつも
無一郎の屋敷の縁側で折り紙を折って
遊ぶのは定番だった。
無一郎は紙飛行機、私は折り鶴や風船を
作っていた。
『今日すごくいい天気だなぁ』
散歩にでも行きたいなぁ
「いまA、散歩行きたいって思った?」
『どうして分かったの?!』
「だってA、顔にすぐ出るもん」
はにかむように笑う無一郎
無邪気な笑顔につい、きゅんとしてしまった
可愛い。まだ無邪気な男の子。
「じゃあ後で町の方散歩しに行こっか。
甘味処でお団子も食べようね」
そういうと無一郎は紙飛行機を折り始めた
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『やっぱり、町は人が多いね〜
迷子になっちゃう!』
「だからAが迷子にならないように
こうやってしっかり手を繋いでるんでしょ」
『えへへ、ありがとうっ』
外を歩く時は必ず無一郎と手を繋ぐ
最初の頃はすごく恥ずかしかったけど
今はほかの柱の前でも平気で繋げるように
なってきてる。。
「ここの甘味処行こうか」
『うん!...あ!みたらし団子ある!』
「A、子犬みたいな顔してるよ」
『あっ、つい...!』
左手で口元を隠す
美味しそうで口元がゆるゆるになってる←
「もう。...可愛いんだから」
隠していた左手を掴み剥がされ
唇と唇が重なる
『ッん!』
「ふふ、我慢できなかった。ごめんね」
頭を撫で、優しく微笑む無一郎
またその顔にきゅんとしてしまう
本当に、ずるい!
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「みたらし団子と三色団子です」
『ありがとうございます〜っ!
みたらし団子〜〜〜っ!!!』
「だから子犬みたいに目をキラキラさせないでよ
可愛いなあ」
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ブリザード - 依存している無一郎も可愛いな…(*´ω`*) (2019年11月19日 18時) (レス) id: 068d6b92b6 (このIDを非表示/違反報告)
もち - 無一郎に愛されたいとかわかりみ (2019年10月25日 6時) (レス) id: 554c37e95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜檎姫 | 作成日時:2019年10月11日 23時