世界を救う能力者たちの日常【日/常/組】 (ページ22)

今日:22 hit、昨日:4 hit、合計:35,822 hit

21 ページ22

クロノアさんが前列で重力を操りつつ矢を放つ。

ぺいんとさんが後列でクロノアさんに当たらないように光の矢を放つ。

私も後列。
いままで戦った回数は町だったから少なかったし、1人が多かった。
だからすこし心配だった。

クロノアさんを怪我させてしまったら･･･。
そんなことを思ってしまってあまり槍を投げたりできなかった。
でもぺいんとさんはどんどん矢を放っているのに。

ぺ「Aちゃん、大丈夫？」

『あ、ちょっと怖くて･･･』

ぺ「クロノアさんのほうがよっぽどこわいよ。
　でも当てそうになったら死神君が風で方向を変えてくれるから。
　そう考えれば自分なんかそんなに怖くなくなるから」

『･･･。たしかに。クロノアさんのほうが怖いですよね。』

ぺ「うん！だからがんばれ！」

『はいっ･･･！』

どんどんなれはじめて。
でもどうしてもうてない的があった。

一番動きが早い的だった。
3人用だったから的も多かったし、3人とも疲れが見えてきていた。

普通に立って撃とうとおもってもはやすぎて撃てないくらいだった。

ふと周りの植物をみる。
草花の上には昨日の雨のしずくがついていた。

『そうだ』

とあることを思いついたけれど･･･うまくいくかわからない。

私は水を一瞬で凍らせることもできるし、小さな水の塊同士くっつけてを大きい水の塊にもできる。
これをつかうんだ。

植物についていた水を操って直径2センチくらいの何百粒もの水を私の前に来させた。

そしてそれを一気に飛ばす。

ぺ「Aちゃん！？」

そりゃおどろく。的には槍か矢じゃないと当たったことにはならないから。
ただ水を飛ばしているだけだ。

的まであと5メートル･･･
2メートル･･･
50センチ･･･････････

『そこだっ！！！』

的に当たる少し前に水を1つにする。
水を槍のように細長くして･･･

そしてそれを一瞬で氷に･･･！

バンッ！！！！

あたった･･･。

ト「おつかれ様でした！！」

ク「A･･･すごい、あの技」

『実はいまはじめてしたんです。』

ぺ「はじめてなの！？超すごいじゃん！」

し「めっちゃかっこよかったですよ！！」

『ありがとうございます。
　でももうとってもつかれちゃいました笑』

ク「じゃあかえろう。
　だいぶ早めに終われたからよかったよ」

そうして敵もあらわれることなく。
無事家に帰ることが出来た。