世界を救う能力者たちの日常【日/常/組】 (ページ3)

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『ハァ･･･。』

どれくらい走ってたんだろう。
いつのまにか人の声も聞こえなくなっていた。

これからどうしよう。この森を抜けるにしても･･･。
走り続けたせいで方向がわからない。

そんな絶望や不安を感じてたそのとき。

？「だれだ」

『っ！？』

ふりかえるとそこには弓をひいて、
今にも矢を放ってきそうな黒い猫のフードをかぶった男の人がいた。

？「どうやってこの森に入ってきた？」

低くて怒りがこもってるんじゃないかと思う声に、身体が震える。

『え･･･っと････ドアが勝手に開いて･･･』

するとその人はすごい驚いた顔をした。

？「そっか。きみ、一人なの？」

さっきより全然優しい声だった。

『あ･･･、はい。』

ク「俺はクロノア。きみは･･･能力者？」

『あ、私はAです。そうです、にげたらここで･･･。』

ク「よろしく。Aさん。一人ならこっちこない？？」

『え、いいんですか！？』

ク「全然。仲間がふえてうれしいよ」

クロノアさんが笑ってくれた。

すごい信頼できそうな人だってことがなんかわかった気がした。

一人では絶対生きていけない･･･

そう思ったから私はクロノアさんについていった。

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クロノアさんの言い方がちょっと違うかも･･･