世界を救う能力者たちの日常【日/常/組】 (ページ33)

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死神side

Aちゃんが、ダークにダメージを与えだしたのに。

外が明るくなって急に一般人たちがこっちに向かってきた。

きっと僕たちを……

し「どうしましょう…クロノアさんっ…」

ク「っ……」

「「お前らが世界がまたぶち壊そうとしてんだろ！！！」」

「今度こそ滅亡させてやる！！！！」

違う…僕たちじゃない。
僕たちが居なくなったら…今度こそ世界が乗っ取られる…っ

し「来ないでくださいっ！！！」

気づいたら叫んでた。

目に涙をうかべながら。

ク「死神…？」

し「お願いですっ…！！この戦いが…終われば絶対に世界はまた平和に戻りますからっ！！」

風を思いっきり引き起こす。あの人たちがこっちに来れないように。吹き飛ばない、けれどこっちに歩けないように…

──────────────

Aside

もう正直、なんにも分からない。

どれくらい音色を奏で続けたのかも、ダークが今どうなってるのかも、クロノアさん、トラゾーさん、死神さんが何をしているのかも…

苦しい。出来るものなら早く倒れてしまいたい。

早く───────────

「うっ…あああああああああああああああああっっっ！！！！！！！！」

という断末魔の叫びの後に、

ドサッ

という音がした

目を開ける。

そこには、

ダークではなく、ぺいんとさんが倒れていた。

完全に、ダークの魂を、追放できたんだ…

そう思った瞬間、一気に睡魔が襲ってきた。

もう、無理だ

私は土の上にたおれた。

Aさん！！！

A！！！

Aちゃんっ！！！！

という声が、最後にうっすら聞こえた気がした