: 追いかけてしまいたくなるのはオトコの性かもしれない。 : ページ22
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sinicr .
「 あの 馬鹿、分かりやすく避けやがって。 」
最近の二言目には、必ずと言っていい程 口をついて出ている不満。
話すことがAしかねぇのかってくらいには、この場にいる全員が悩んでいる事だった。
口では、悪態を付いていても、一番気にしているはずのタケオミは、怒りをぶつける様に 煙草を 咥 える。
付きの悪い ライター をカチカチと鳴らす
「 火 が 付かねぇだけで イラついてんじゃねーよ。」
ベンケイの Aに嫌われンぞ、の一声で ライターを置き、煙草を捨て 大人しくなった オミは、小さく もう、嫌われてる。と呟いた。
俺らにとっての地雷 は、 Aに嫌われる事。
そして、何より その Aに 今 避けられている 俺たちは この由々しき事態に 色々と葛藤していた。
「 真ちゃん、やっぱり 優しさだけじゃ アイツは納得しねぇと思うんだよね。 」
今まで、一言も発していなかった 若が、一人立ち上がり フラっと 帰る素振りを見せる。
「 どこ行くんだよ、ワカ。」
「 ん 〜 、A迎えに行く。… 集会 遅れるワ。」
若 の いざと言う時に発揮される、行動力には 何時も羨ましく思う。この思い切りが 俺にも あれば 彼のように百戦錬磨なのだろう。
「 若 ばっかに良い思いさせられっかよ。」
Aと言う存在に こんなにも 簡単に 俺らは動かされてしまう。
「 今回ばかりは、オミに賛成だわ。」
会話には入って来ずとも、思っている事は一緒であろうベンケイも 立ち上がり 向かうべき 先へと足を進める。
彼女を意識させたい。
Aの視線を独占したい 、自分だけを受け入れて欲しい
Aの手を引いた、若 が 視界に入る。
4人同時に 口角を上げた。
負ける気がしねぇ 。 __
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終わり
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おみ - ほんとに好きです！神作品すぎます (6月5日 22時) (
レス) id: 7d3ae99362 (このIDを非表示/違反報告)
Quu(プロフ) - そーださん» わ〜、嬉しいです、ありがとうございます❤︎ (2022年8月5日 21時) (レス) id: 86c7f59058 (このIDを非表示/違反報告)
そーだ - 作者さん文彩良すぎません？ほんとに憧れます！ (2022年8月5日 10時) (レス) id: 93b7f457cb (このIDを非表示/違反報告)
Quu(プロフ) - 引きこもり隊さん» コメント二度もありがとうございます〜！神作品には、及びませんが、更新頑張れます、ありがとうございます^^ (2022年6月20日 17時) (レス) id: 13d4e9d2bb (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - え、神作品見つけた・・・。焦ってコメントミスりましたｗ 応援してます！！ (2022年6月20日 9時) (レス) id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Quu
| 作成日時：2022年5月14日 1時
