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組織壊滅の手伝いをするという約束をした日に私が向こう側に求めたもの、こんなところで役に立った
私はきちんとやった、NOCを助けてやったり、二人の安全も保障してやった
「でも俺がNOCだって情報を流したの、君だろ」
ばれてたか、、、
「俺が死んだことになれば、それ以上命に危険はなく、凛音と普通に生きていける、そんなおせっかいだろ?」
いたいとこついてくるなぁ
『だから言ったしょ、協力者になってって、今回私が提示するのは組織壊滅への大きなカギ、殺しの天才、カーディナルの死、だよ』
「!」
『私がいなくなれば、この組織はしばらく安定を失う、』
公安刑事なら、するべきこと、わかってるよね
「、、、、、、わかった」
うん、それでいい
『零君の記憶も消すから、ぼろ出さないでよ』
「、、、」
そんな顔、しないでよ、私犯罪者だよ?
「ゼロの記憶を消す理由は?」
『彼が私の事を好きになってしまったから、私も彼のことが好きでしょうがないから』
私達は会ってはいけない存在だったんだ
『私の事は忘れて、幸せになってほしい、私のただのわがままだよ』
無言でいる諸伏君に微笑みかける
『諸伏君、凛音のこと、ちゃんと幸せにしてよ』
「ああ、、、、」
『零君のこともよろしくね、すぐに無茶しそう』
「ああ、、、」
玄関のドアノブに手をかける
「Aさん、」
少しためらってから振り返る
「凛音さんを、俺に下さい」
挑戦的な、まっすぐな目、凛音は本当に愛されてるんだなぁ
『泣かせたら、たたり殺すからね』
そういってその家を後にした
諸伏君は警官として当たり前のことをした、何も悪くない
タクシーに乗り込み、次の目的地を伝える
反抗期の相手は大変かな?と思いながら
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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時