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ふと上から凛音の声が、、、、ん?
「凜音!?」
「凜音、今回の作戦には参加しないんじゃ?」
「黙ってよロリコンゴリラ」
真上から覗き込むようにして言うのはやはり凛音だった
「その呼び方やめないか?」
「、、、ロリごり?」
「略せばいいってもんじゃないぞ、それに僕のどこがロリコンなんだ?」
そういう零君にあきれながらもスマホの画面を見せつける凛音
「これを見ても、それが言える?」
画面に映ってるのは、落ちながらキスをする私と零君、ついさっきのものだろう
「ヒロは?」
「すごい無理やり話変えたね?」
「ここにいるよ、ゼロ」
「ああ、というかなぜ来てたんだ?」
「お姉さんのため」
ん?お姉さん?
『まだきみのお姉さんじゃないよ』
いくら認めたからって、まだきちんと挨拶にも来ていないじゃないか
「え!?ヒロたちは正体知ってるのか?」
「うん」
「一目でわかったよ?」
グサ
『知らないの零君だけだよ』
グサ
見えない刃物が零君に刺さってってる気がする
「って、なんでヒロは素顔なんだ?」
「おそ!」
「いろいろあったんだよ」
たしかに、そのままだとやばくね?
「トリマ撤収しよ?景光君もこのままだとやばいし」
わが妹の鶴の一声
『そだね、私もこの姿だといろいろやばいわ』
子供がこんな時間にぶらぶらしてたら補導されるわ
「じゃ、Aは僕と帰ろうか」
「じゃ、凜音は俺とね」
「はいよ〜始末書は零君に丸投げッと」
「聞こえてるぞ」
そんなこんなで零と家族のふりをしながら帰ることになった
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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時