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そっと右手を両手で包み込まれる
「ずっと伝えたいことがあったんだ」
『私も、だからまずはおとなしくしてて』
そうつぶやくとともに、私は駆け出した
『殺したら殺すから』
「、、了解した」
男にとびかかる直前でナイフを放り投げ素手でつかみかかる
『凛音!』
「あいよ!」
そんないさぎいい声が耳に響くとともに三回銃声が響く
目の前にいた男どものうち数人がその場に倒れこんだ、肩を撃たれたのか、さすがスコッチ
そのすきに数人をひねり上げて床にたたきつける
「まて、おれは、、、ただ」
『うっさい』
もちろんリーダ―核の男の絞めて縛った
『にしてもやばいな、あと二十分も持たなさそう』
心臓が痛むのは薬の効果が切れてきている証拠だろう
零君は無事だろうし、とりあえずの目標は達成した。もう戻っても問題はないか?いやダメだ、この組織のリーダーはあの組織に関係している
カーディナルの生存がばれた以上、上にも話が言ってるだろう
『やるかぁ』
耳をすませばさっきまでひどかった銃声はぴたりとやんでいて、公安の人間の声が聞こえる
その中から一人、特殊な音を見つけた
『くそっ!屋上かよ』
そんな時、ふと右手に目が行った、その薬指には銀色の指輪がはまっている
え?指輪!?
そういえばさっき右手触られたな!
『ア〜もう!』
つくづくおもう、ずるい男だ、と
あいにくにもけがはしいていない、零君のためにもボスは捕まえる
再び階段を駆け上がった
「お姉ちゃん!こっちに人キター」
『落ち着いてよ、』
「こっちには景光君とコナン君だよ!」
『あらら』
コナン君まだいるのか、
「つかっていい?」
『もちろん』
まあっ使いこなせるならの話だけど
「じゃ、またあとで」
『はいよ』
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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時