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「そのネックレス、大切なものなのかい?」



そちらもニコニコしながらオレンジジュースを運んでくる、そんな彼が指さしたのは、今日はわざと外に出している指輪のネックレスだ



『うん、大切な人にもらった、命より大切なもの』

「そっか、」



ストローに口をつけながらそういうとあっさりと元の笑顔に戻った



『もし私がきみと本音でしゃべれるようになったら





またはじめましてから始めてくれる?』

「君は、不思議な子だ」



誉め言葉かな?



でもとりあえずは



『アップルパイを一ついいですか?』

「かしこまりました」



このままで、



普通においしいアップルパイをほおばった



零君は絶対思い出してくれるから



『信じてるよ、零君』

「何か言ったかい?」

『なーんにも!』



それまでは、絶対に死なないから



君の指に、私と同じ指輪が光るまで



〜降谷



最近コナン君の友達が毎日のようにポアロにやってくるようになった、同期にそっくりな、不思議な雰囲気の少女



梓さんから聞いた話だた、ほとんど毎日欠かさずきて、こない日は必ず中の様子を確認しに来るらしい



零君、彼女の口は確かにそう動いた



偶然か、気のせいかは分からないけど



「ぜーろ!早く早く!」

「零君、先に食べ始めちゃうよ?」



僕のことを零君と呼ぶのはこいつ、凛音くらいだ



「お前らな、人んちに勝手にきといて何を言ってるんだ、というかなぜ今日ポアロに来た?」



そんでもって凛音とヒロがなぜか二人そろってやってきていた



「いいじゃん!仕事してるヒロ君見たかったんだから、ア、焼き鳥もーらい」

「俺も食べる!」

「はいアーん」



そしてわざわざ目の前でいちゃつき始める



「追い出されたいのか?」

「ゼロはボッチだもんね」

「おつ、」



よし、追い出すか



「待って零君、そのこぶしは?」

「なにも?」

「待てゼロ、早まるな」

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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時

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