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「あゆみ今日は早く帰らなきゃ、ばいばい莉桜ちゃん」
「俺も!」
「さよなら、沖矢さん」
『ばいば〜い』
やっと終わった、1+1とかいつぶりだよ!もういいよ!あと体育!遅いふりするの地味に嫌だったんだけど?
『あれ?哀ちゃんも帰るの?』
無視か〜
声さえ聞ければ本人だって確信できるのにな、あ、だから声出さないのか、納得〜
「沖矢さん、家ってどこなの?」
『わかんない、今日初めて行くから、でもポアロっていうお店の近くにいたら迎えに来てくれるらしいよ』
「僕んちの下だ!一緒に行かない?しばらくそこにいて時間になったら移動すればいいよ」
『いいよ!』
一見普通の会話だけど、一目でわかるくらいわざとらしい、さては演技ヘタだな?
二人い並んで探り合いをはじめることになった
「沖矢さん、ヘッドホン外さないの?」
『耳がよすぎて、これないと頭痛くなるんだ』
「そっか」
なんだよその返事!聞いたの君だろ?
「沖矢さんって灰原と知り合い?」
ド直球で来るね、わたしじゃなかった死んでたな、この子
『さあね、ついたよ、ここでいいんだよね?坊や』
「!、、、、うん」
二人でお店に入る、ニコニコとしながら
「いらっしゃいませコナン君、そっちの女の子は?」
え?
突然聞き覚えのある声が上から降りかかってきた、驚いてそちらを見ると、金髪で褐色肌の
会いたくなかった、でも会いたかった
零君、
「沖矢莉桜ちゃん、転校生なんだ」
「そうなんだ」
待て、今コナン君が沖矢っていったときここ、氷点下になったよ?沖矢さん何したの!?
「カウンターでいいかい?」
「うん!僕アイスコーヒー、莉桜ちゃんは」
あ、沖矢って言わないほうがいいってやっと理解したの、
『オレンジジュースで』
「かしこまりました」
『ブフッ』
似合わねぇ、あの零君が笑顔振りまいてるとか!
「どうしたんだい?」
『なにも?』
にっこにこの笑顔でそう答えると零君はカウンターの前のキッチンで作業を始める
指輪、してないな、当たり前だけど
「莉桜ちゃんどうしたの?すごすごい胸元押さえつけてるけど」
『え?』
コナン君に言われて下を向くと、無意識に指輪の通ったネックレスを握りしめていた
『何でもないよ!癖みたいなもの!』
「へぇ」
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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時