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つけられない
「じゃあこうしましょう！」
そういった有希子さんが持ってきたのは、、、チェーン？
「ちょっと指輪を貸してもらってもいい？」
『どうぞ』
そっと有希子さんのての上に指輪をのせる
有希子さんは器用な手付きでチェーンを指輪に通し、私に後ろを向けと合図をする
言われるがままに後ろを向くと、首元にひんやりとした感覚が走った
「これなら肌身離さず持ってられるでしょ？」
ネックレスになった指輪に触れながら微笑む
『ありがとうございます、有希子さん』
「あら？かっわいい〜」
そういって抱き着いてくる有希子さん？どうした？ってか傷が痛む
「娘も欲しかったのよねぇ〜いっそのこと養子に？」
「有希子、彼女はけが人だぞ」
「あ、ごめんなさい、かわいくってつい」
なにこの人、かわいいくない？
『大丈夫です、それより私はこれからどうすればいいんですか？』
「ああ、そうだったな、きみにはこれから帝丹小学校に転校という形で通ってもらおう、家は私たちの本来の家、まあ先客がいるが、そこで過ごしてくれ、私たちもたまに帰ってくる」
お金持ちかなんかなのか？世界中を飛び回ってるらしいし
「そして新ちゃんをびっくりさせましょ！組織が近づいてきたと思わせてね！」
「新一は今、江戸川コナンという名前で生活しているんだ、どうか有希子の茶番につきやってくれるかい？」
『はい、、』
いや、私の事信用しすぎでは？
「その傷が完治したら通ってもらおう、それまではこの家を使ってくれてて構わない」
『二人は？』
「仕事があってね、」
『そうですか、いろいろとありがとうございました』
「ああ、」
嵐のように消えていった、いや、展開早すぎだろ？
とりあえず
『傷直すかぁ』
寝よ、寝る子は育つっていうからね、もう２９だけど
というわけで二週間ほどが経ちケガが全部治った
再生能力化け物とか言わないでよね？
ベッドからおり、近くにあった机を見る、そこには黒のリボンと鍵が置いてあった
鍵はゴミ箱に落とし、黒いリボンをいつものように自分に巻く
『行くかぁ』
今日は転校初日
リビングに置かれていたランドセルをしょい、玄関の戸に手をかける
『行ってきますは言わないよ』
まだお帰りを、言ってもらってないから
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作者名：リンネ x他2人 | 作成日時：2023年6月24日 10時
