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『いっぱい殺した、でも妹たちが危なくなって、組織を裏切って、どうせなら家族が作った毒で死のうって、薬を飲んだの』



「そうか、、、」



この人は、だいじょうぶな人、零君とおんなじ優しい音だ



「では、私の家にすまないか?」

『はい?』



ん?



「私の家で小学生として暮らさないか?」

『それ、大丈夫なやつですか?』



いや、話聞いてました?私は殺し屋ですよ?




「ああ、妹を守るために君がした行動は、普通の人間にはできないほど素晴らしいものだ、だから私は君を信用する」

『私が組織に見つかったら間違いなく消されますよ?』

「問題ない、私の息子も君と同じく幼児化しているし、組織にとって厄介な人間を家にかくまってもいる、その時点であと何人増えようが同じなんだよ」



え?息子さんも被害者?ならなおさら私の事恨むはずでは?



「いいわね〜、新ちゃんには内緒にしてびっくりさせましょ!入学手続きは済ませておくわ〜偽名は何がいい?」




待って話が早い!



「できるだけわかりにくいのがいいな」



アーもう!



『莉桜、莉桜がいいです』

「あららら、かわいらしいわねぇ」

「名字は沖矢で構わないか?なんせ家にはもう一人がいるものでな、親せきということにしてほしい」



黙ってたらまたなんか大変なことになりそう



『はい、その、、、ありがとうございます』



深くお辞儀をすると二人は笑って、どういたしいまして、と言ってくれた



「にしても莉桜ちゃん、かわいいわねぇ相当な美人さんだったでしょう?」

『?、妹とおんなじ顔ですよ?』

「あら、双子ちゃん?」

『はい』



凛音は、かわいいな、存在自体がかわいい



「もててた?彼氏さんはいた?」

『彼氏、、、いました、仮のでしたけど』



零君、今幸せかな?



「あら、その顔は本気だった顔ね?」

『まあ、そうですね、私は彼が好きでしたし彼も私を好きでいてくれた、でも彼は警察だったから』

「あら、」



優作さんがいないし、話してみようかな?



『今話私の事は忘れて生きてくれてると思いますけど、彼がくれた指輪は、、、、あれ?』

「あ、これ?」



そういって有希子さんが私に差し出したのは零君からもらった指輪、そっと手を伸ばしそれを包み込むと、自分の指にはめてみた







『やっぱりぶかぶか、、、』

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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時

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