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『明美が、死んだ?』
「ええ、任務に失敗してね、妹はふてくされて今ガス室にいるわ」
『そ、』
そう短く返事をしてからベルと別れて組織にある私の部屋に足を入れる、ここはいるの久しぶりだけど埃がない、だれかが掃除してくれたのかな?
『明美』
守れなかった、あの明美が、死んだ、すくえたはずなのに、完全に油断していた
『ごめんなさい、ごめんなさい志保、明美、』
守れなかった妹と、守れない妹、
ただ私は黙ってはいない、やっと覚悟ができた、
右手を上げると光に反射して輝く指輪を見て目を細める
ずっと、この日のために準備していた、このくそみたいな人生を終わらせる、このくそみたいな組織とともに
『私は死んでも家族に会えないな、だって私は地獄に落ちるもん』
世界は残酷だ、
『行ってきます』
もしも、
もしも記憶が消えてなくて
私も生きていて
また再開できたのなら、その時は
おかえりって、あの大好きな声で言ってくれますか?レイ君
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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時