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「、、、先に帰ってくれ、あとは僕たちがやる」

『、、、うん!』






足手まといだと思われた?いや、そんなことはないはず
そう思いながらもスマホを取り出し、タクシーに乗り込む



『ジン?スコッチは死んだよライがいたんだけどなんとバーボンもいてさ、バーボンが殺してたよ〜私の楽しみ奪われた〜』

「死体は?」

『燃やして沈めた』

「そうか、、、」



ア、切れた、ツンデレかな?



とりあえずこれでスコッチが死んだっていうのは確定した、
私が裏切る、だなんて、これっぽっちも考えてないみたい



家の前で車を止めてもらい、お金を払い、タクシーを降りる、エレベーターで35階まで行き、自分の家のドアにカギを差し込む



『ただいま』



誰もいない、真っ暗闇にむかってそういう、もちろん返事はない



服も髪も、全部そのままでリビングのソファーにうずくまる



零君に会いたい、けど今日はスコッチのこともあるし帰ってこないだろう、会いたいな、顔を見たい、声を聴きたい、それほどまでに彼が好きなんだ



凛音はもう、戻れない、こうなったからにはもう記憶を返すしかないんだ



本当の、あの地獄の二年間の出来事を



あんな思い、思い出させたくないな



『怖いよ、』

「やっぱり、泣いてた」



え―――



振り向くとバーボン、いいや零君がたっていた、相当きつくヘッドホンをつかんでたんだな
全く聞こえてなかった



『零君』

「スコッチがNOCだという情報を流したのは君だな?」














さすがは零君、お見通しなんだ、バレルのはやかったな



『そうだよ』

「すべては君の計算どうりだった、スコッチをNOCだという情報を漏らして、ライに向かわせ、しんだことにしてスコッチを組織から抜け出させる、無事成功したな」



そこまでばれてたか、お手上げだなぁ



「A、どうしたら君は幸せになれるんだ?どうしたら普通にくらせる?」



強く、強く抱きしめられる、まるで私がどこかへ行くのを知っているかのように



でもね零君、もう私に普通の暮らしは無理なんだよ



きっと、彼の気持ちは私の気持ちと同じなんだろう、私は彼のことが大好きで、、、彼もまた人知れず、、、



「僕は君が」

『零君!』



いやだな、言いたくない、けど

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作者名:リンネ x他2人 | 作成日時:2023年6月24日 10時

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