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晴「うあーーー！あちぃーーー！肌が焼ける！俺焼肉にされる！」
意味不明なことを叫ぶ晴矢は、今、砂の中に埋もれている。
晴「っつか卑怯だろあんなん！俺負けるじゃん！」
晴矢の言う卑怯とは、私たちが晴矢にばかりパスをしたことだ。
最初は結構粘っていたのだが、最後に勝利を決めたのは、基山君のレシーブできるギリギリの場所へのパスだった。
まんまと陽菜と基山君の作戦によって負けてしまった晴矢は自身が提案した罰ゲームによってその身を苦しめていた。
あ「熱中症にならなければいいけど…」
涼「そこらへんの女がこいつに恵みをくれるさ」
あ「それもそうね」
私たちは晴矢から少し離れた、パラソルがある場所に四人で座って晴矢をぼーっと見ている。
「あ」
全員がその一言ではもった。
――案の定、晴矢のもとにきれいなお姉さん方が集まってきたのだ。
陽「ちやほやされちゃってーうざっ」
陽菜は晴矢の方を睨みながら不満そうに口をとがらせる。
あ「嫉妬？」
何気なく聞くと、陽菜はものすごい顔で私を見た。
あ「ごめん。冗談」
それから３分も経たないうちに、お姉さん方は晴矢の周りから去って行った。
あまりに早かったので私たちは拍子抜けした。
あ「…あ。」
陽「どうしたの？」
あ「今、なんか見覚えある人がいたような…」
去っていくお姉さん方の中に、知り合いがいた気がした。
あ「聞いてみる」
私は立ち上がると、パラソルの日陰から抜け出し、砂浜を歩いて行った。
・
あ「調子はどう？」
ふざけて言ってみると、うんざりとした顔をしながら晴矢は答えた。
晴「どーせ今のも見てたんだろ」
あ「うん。でもみんないなくなるの早かったね」
晴「すっげぇ冷たく接したからな」
あ「なるほど…」
…お姉さん方は晴矢の愛想が悪くて萎えたのか。
しかしそんなことはどうでもよくて。
あ「誰か知り合いいなかった？」
晴「さあ？俺の知り合いはいなかったな」
あ「そ」
小中高と同じ学校の私たちはどちらかの知り合いは自分の知り合いのような関係なので、晴矢がいないと言えば私の知り合いはいなかったということになるわけだ。
あ(でも、なんか見覚えあったんだよな―――)
しかし深く考える必要もなく。
あ「じゃあ残り時間頑張ってね」
それだけを言い残してその場を去った。
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海野莉那(プロフ) - ちーぼーさん» ありがとうございます！ドキドキしてくれると書いた甲斐があります！がんばります！ (2016年8月5日 15時) (
レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
ちーぼー - すごくドキドキします! これからもがんばってください! (2016年8月4日 19時) (レス) id: 53182a88bc (このIDを非表示/違反報告)
海野莉那(プロフ) - クレマチスさん» 返信遅れてごめんなさい！！ありがとうございます！超ド級のキュンキュンを目指してがんばります！ (2016年6月19日 11時) (レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
クレマチス - すごくキュンキュンしました！！ (2016年5月29日 23時) (レス) id: 87bfc2f468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉那 | 作者ホームページ：http://blogs.yahoo.co.jp/haruhi_0204mind
作成日時：2015年9月16日 14時
