７４ ページ25
・
・
あ「うわああああ」
私は顔を両手で多い、手足をバタバタさせた。
その反動で、波が起こる。
今、私は自分の部屋で風呂に入っている。
みんなが帰ってくる前に戻った方がいいと二人で考え、私は男子の部屋から出た。
自分の部屋に戻ってからはなぜか風呂に入りたくてしょうがなくてすぐに浴室に向かった。
でもお湯の熱に体は火照るだけで、この熱はどうも冷めそうになかった。
さっきなんか、体を洗うとき鏡にうつった自分の首筋のキスマークを見てここにキスされたことを思い出したし、
濡れた髪を見てあの銀色を思い出すし、
体に巻いたタオルを見ればあの上半身を思い出すし…。
本当、のぼせてしまいそうだ。
あ「露天風呂いこ…」
外に出れば少しは冷めるかもと思い、移動する。
扉を開くと、涼しい風が私を迎えた。
夏の夜の風…本当に心地が良い。
特にこの火照った体には良い薬で、しばらく立って月を眺めていた。
ガララ…
浴室の扉を開ける音がした。
振り向くと陽菜がいた。
陽「やっぱりここにいた〜！もうみんなスイカ割り行くって！早くAも浴衣着て！」
陽菜の浴衣姿はとても似合っていて、お団子姿がまた魅力を引き出している。
あ「スイカ割り、全く忘れてた」
陽「私も！でも晴矢が風呂あがった途端うるさくってさ〜！」
あ「あはは。一番楽しみにしてたもんね」
・
・
・
基「風介ただいま〜。スイカ割り行こ〜。機嫌悪いからって強制参加だからね〜」
涼「機嫌？何のことだ」
晴「はっ？お前俺らが風呂行く前すっげー機嫌悪かっただろうが！」
涼「そういえば、そんな気もする…」
基「何かあったのかな〜？この、１時間くらいの間に」
ヒロトの煽りに風介は小指を立てた。
基「まじか〜。やるね〜」
晴「は？なに？どいういうこと？」
意味が分かったヒロトに教えてもらおうと晴矢はヒロトを見る。
基「つまり、夏加さんと付き合いだしたってことだろうね」
晴「は…まじか！！おめでとう！？？」
基「ドヤ顔が結構むかつくけどね」
涼「スイカ割り、早く行こう」
晴「ドヤ顔で言うな！！めっちゃむかつく！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海野莉那(プロフ) - ちーぼーさん» ありがとうございます！ドキドキしてくれると書いた甲斐があります！がんばります！ (2016年8月5日 15時) (
レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
ちーぼー - すごくドキドキします! これからもがんばってください! (2016年8月4日 19時) (レス) id: 53182a88bc (このIDを非表示/違反報告)
海野莉那(プロフ) - クレマチスさん» 返信遅れてごめんなさい！！ありがとうございます！超ド級のキュンキュンを目指してがんばります！ (2016年6月19日 11時) (レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
クレマチス - すごくキュンキュンしました！！ (2016年5月29日 23時) (レス) id: 87bfc2f468 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：莉那 | 作者ホームページ：http://blogs.yahoo.co.jp/haruhi_0204mind
作成日時：2015年9月16日 14時
