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あ「私帰るから！！邪魔してほんとごめん！じゃーね！！」
しかしなぜか行く手を防ぐように彼はドアの前に立った。
混乱で頭が追い付かない私はそのままリビングに走って逃げこんでしまった。
その後静かに涼野君はリビングに入ってきた。
あ(なにあれなにあれ無言こわ！！)
とにかく彼を避けようと私は逃げ回る。
しかし何度玄関に近寄ろうとしても彼がそこだけは阻む。
あ「な、なんなの！？めっちゃ怖いんだけど！」
若干涙目で叫ぶと、彼は動きを止めた。
涼「……逃げるな。そこで待ってろ」
彼はそれだけ言い残してリビングから去った。
あ「なんなの…」
訳が分からないまま呆然と立ち尽くしていると、またリビングの扉が開いた。
今度は涼野君は浴衣を着て登場した。
あ「あ、うん…？？」
よくわからず微妙な反応をする私をおいて、彼は私に近づいた。
今度は足がはり付けられたように動かなかった。
不意に抱きしめられた。
あ「…っ」
力強く抱きしめられてるわけじゃないのに、振りほどけない。
振りほどきたいと思わない。
すると、いきなりＴシャツの左肩をずらされた。
それにはびっくりして逃げようと彼を強く押した。
しかし彼は離すまいと腕に力を込めた。
あ「…っ」
それでも私は抵抗する。
すると近くのソファに、押し倒された。
彼は私の上にまたがり、私の口を左手で塞いだ。
下から見た彼の顔はすごく綺麗だった。
濡れた髪。毛先から滴る雫が私の顔に降り注ぐ。
あ(なんで、そんな真剣な目を…)
彼の目に縛られて動けなくなった。
彼はもう一度右手で私のＴシャツの左肩をずらし、あらわにさせる。
彼の顔が近づいてくる。
私の顔が彼の左手で少し右によけられる。
濡れた髪が頬を撫でる。
……そして、左首筋に柔らかい感触。
その瞬間、魔法は解けた。
意識が一気によみがえり、彼を思いっきり押し上げた。
何をしゃべっていいかわからずただただ混乱した顔で彼を見つめた。
涼「消毒。」
あ「は？」
彼は意味わからない単語を言った。
涼「足りない？」
あ「な、に？」
彼の目がすごく…色っぽくて、心臓が跳ね上がって仕方ない。
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海野莉那(プロフ) - ちーぼーさん» ありがとうございます！ドキドキしてくれると書いた甲斐があります！がんばります！ (2016年8月5日 15時) (
レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
ちーぼー - すごくドキドキします! これからもがんばってください! (2016年8月4日 19時) (レス) id: 53182a88bc (このIDを非表示/違反報告)
海野莉那(プロフ) - クレマチスさん» 返信遅れてごめんなさい！！ありがとうございます！超ド級のキュンキュンを目指してがんばります！ (2016年6月19日 11時) (レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
クレマチス - すごくキュンキュンしました！！ (2016年5月29日 23時) (レス) id: 87bfc2f468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉那 | 作者ホームページ：http://blogs.yahoo.co.jp/haruhi_0204mind
作成日時：2015年9月16日 14時
