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そしてフラグ回収。
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あ「…するとでも思ったの？」
両手にグラスを持ち、あきれ顔でプールサイドに腰掛けている陽菜を見下ろしながら言った。
陽「なによー！面白くない！」
陽菜は口をとがらせながらバタ足をする。
そこらに水が飛び散る。
あ「もう、ジュースの中に水が入ったらどうするの。陽菜の分もとってきたんだから」
私の言葉に陽菜はピタッとバタ足をやめ、驚いたように二つのジュースを凝視した。
陽「あっちで飲んでくるんじゃなかったんだ」
あ「飲めるスペースはあったけど一人にさせ続けるの嫌だし面白くないし」
ジュースをこぼさないようにしゃがんで、陽菜にメロンソーダが入ったグラスを渡す。
陽「ありがとう」
陽菜はにこにこしながら受け取った。
あ「どーいたしまして」
陽「えへ。やっぱりナンパされてほしくないな〜こんなイケメンなAさんを！」
あ「ばーか」
えへへと陽菜は笑った。
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基「ごめん遅くなっちゃった！」
あ「全然大丈夫よ。早く来すぎちゃっただけ」
私たちがプールに来て３０分後くらいに三人は来た。
水着の色は、晴矢は赤、涼野君は青、基山君は黒だ。
あ「…夏祭りの時と一緒なんだね。色が」
基「あー。個人がこの色好きっていうのもあるんだけど、かぶらないようにしてるってのもあるよ」
晴「それよりスイカ買ってきたぜ！キンキンに冷えてるうちにやろーぜ！」
陽「あほっこれは夕方にとっておくでしょ！ご飯食べる前にしないし、人多し」
涼「だから言っただろう。冷蔵庫に入れておこうと」
晴「だって、スイカ割りと言ったら暑い昼下がりにするもんだろ…」
陽「夕方の太陽の光と、その反射で輝く海をバックにするのもいいでしょ」
……また言い合ってる。こりないなぁ、二人は。
あきれながらも微笑ましく思う。それに少し―――
基「うらやましいって顔してるよ」
思考を読み取られたかのような言葉に私の心臓は大きく跳ね上がった。
基山君は微笑をたたえ、私の目を見つめている。
あ「うーん。少しね。…でも私も陽菜とはあんなふうに言い合うときあるし、血がつながってなくとも言い合いする人がいないわけじゃないしね…」
基「ふ〜ん。誰？」
少しだけ、心臓が跳ね上がった。
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海野莉那(プロフ) - ちーぼーさん» ありがとうございます！ドキドキしてくれると書いた甲斐があります！がんばります！ (2016年8月5日 15時) (
レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
ちーぼー - すごくドキドキします! これからもがんばってください! (2016年8月4日 19時) (レス) id: 53182a88bc (このIDを非表示/違反報告)
海野莉那(プロフ) - クレマチスさん» 返信遅れてごめんなさい！！ありがとうございます！超ド級のキュンキュンを目指してがんばります！ (2016年6月19日 11時) (レス) id: 6de7cda624 (このIDを非表示/違反報告)
クレマチス - すごくキュンキュンしました！！ (2016年5月29日 23時) (レス) id: 87bfc2f468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉那 | 作者ホームページ：http://blogs.yahoo.co.jp/haruhi_0204mind
作成日時：2015年9月16日 14時
