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あ「…おはよ」


食堂に着くともう全員席に座っていた。


一「珍しいですね、あなたが最後だなんて」

あ「ちょっと遅く起きちゃった」

鶴「疲れてるのか?」

あ「いや…別に…」


テーブルが大きく元から隣の鶴丸君と数十センチ離れているが、気持ちもう少し椅子を離して座った。


倶「今日も昨日のような感じだろ」

燭「そうだね。昨日は問題が何も起きなかったし今日も暇だと思うよ」

三「ずっと暇というのもきついな。何か面白いことがあればいいのだが」

鶴「ゲームでもするか?」

あ「トランプとかダーツとかビリヤードとか全部極端に強い人いるから勝負にならないじゃない」


私の意見にみんなそうだな、と納得した。

その時私の頭の中にあるゲームが思い浮かんだ。


あ「人生ゲームはどう?」

鶴「なんだそれ」


私の提案にすぐに食いついてきたのはやはり鶴丸君だった。

新しいゲームの名前に目が輝いている。


あ「すごろくなんだけどね、…うーん説明するより実際やった方がいいかな。後で買ってくるね」

鶴「俺も行く」


あ「だ、いじょうぶだよ」


一瞬言葉が詰まった。


鶴「お前車使わずにバス使って自分の足で行こうとしてるだろ」

あ「うん…」

鶴「うちから車呼ぶから待ってろ」

あ「ありがと…」


鶴「…?」


何か違和感を感じ取った鶴丸だが、その場では特に気に留めなかった。


一「では私たちは待機していますのでゆっくり買い物をしてきてください」

燭「ねぇそのまま服とか買ってもらっちゃいなよ」


燭台切君にウィンクを飛ばされた。


あ「それはさすがにダメだよ」

三「そこらのショッピングセンターの服くらい買占めできるから10着くらいなんてことない」

倶「そうだな」

一「パーティーのドレスに比べたら安いですよ」

あ「これは金額じゃなくて気持ちの問題でしょ。別に服欲しいなんて思ってないし」

燭「え〜?女の子の服がほしい気持ちに限度なんてないと思うんだけどな〜」


鶴「ま、それは後の話だ。とりあえずこれ食べて私服に着替えて部屋の前に集合な」


話を打ち切るように切り出した鶴丸君に私は小さく頷くことしかできなかった。

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設定タグ:刀剣乱舞 , 現パロ , 学園   
作品ジャンル:ラブコメ
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海i野i莉i那(プロフ) - らむさん» ずっとずっと待っていただきありがとうございます(;;)私としても本当に申し訳ない終わり方ですが、らむさんのように長く愛してくださってくれる方に最後をお届けできるよう頑張ります!応援ありがとうございます! (12月6日 22時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - ずっとお待ちしておりました…!こうしてこの作品が終わってしまうのは悲しいですが、なんだか感慨深いです…。今までの素敵な話を更新して頂きありがとうございました!最後までついて行きます! (12月4日 17時) (レス) @page46 id: 671cd1d58d (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ANZU*さん» こんな古い作品を面白いと言っていただけでありがたいです!完結は難しいですがどうにか私なりの終わりの形を作ろうと思いますので、また見に来てくれたら嬉しいです。 (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ありすさん» ありすさんやこの作品を読んでくださった方に届くことが出来たらいいなと思います。昔を思い出して頑張って書きます。(*^^*) (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ありすさん» 長い間こちらの作品を読んで頂き本当にありがとうございます。ありすさんのコメントがずっと頭の片隅に引っかかってたので、完結させることは難しいだろうけどこの後の展開を纏めて書き出そうかなと思います。このような形で申し訳ないですが、 (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:莉那 | 作成日時:2017年12月9日 23時

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