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あ「よしっ、これで5勝5敗!並んだ!」
鶴「くっそ...。じゃあ先に10勝した方が勝ちな!」
あ「臨むところよ!」
・
鶴「っしゃー!!」
あ「わーーー!!」
9勝9敗で迎えた、ラストの試合。
惜しくも後少しのところで私は負けてしまった。
あ「くやしー!」
ソファに飛び込んだ。
あ(あ...)
頭がぽわんとなり始めた。
...そう、これは眠気だ。
眠気は寝不足と合体し、急激に増幅していった。
鶴「寝るか?」
優しい声で聞いてきた。
あ「うん」
勝手にそう返事していた。
ソファから立ち上がり、ノロノロと寝室へ向かった。
あ「おやすみ。今日はありがとう。おかげでよく眠れそう」
眠れそう。
そう言った途端、またザワザワと心が騒ぎ出した。
あ(さすがに寝てよ、私)
鶴「寝るか」
あ「?」
ぐい、と手を引かれ、寝室へと入れられた。
鶴「ほら」
鶴丸君は毛布をめくって私に横になるよう指示を出してきた。
あ「ほらじゃなくない!?」
鶴「1人じゃ寝れないって顔してる」
あ「子どもじゃないんだけど!」
鶴「あそ。俺は眠いから先に寝る」
あ「自分の部屋に戻りなよ!」
鶴「めんどくさい。それに初めてじゃないだろ」
あ「二度目があることもおかしくない!?」
ベッドの脇に立ってギャーギャー言っていたら、
鶴「いいから来いって。寒いだろ」
あ「ぅわ!?」
手を引かれ、ボフッと上半身だけベッドに倒れ込んだ。
そのままズルズルと全身が引き込まれ、
結局布団の中におさまってしまった。
鶴「じゃ、寝るか」
その声とともに電気が消えた。
あ(この状況全然寝れないんだけど!)
今日の寝れない理由は、
今まさにこの状況である。
あ(バカ鶴丸国永〜〜!!)
あ「ねぇ、いい加減部屋に帰ってよ!」
鶴「ん...。.........」
あ(NE・TE・RUーーー!?)
嘘でしょこの人秒で寝やがった!?
あ「あ、ありえな...どんな神経してんの...」
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海i野i莉i那(プロフ) - らむさん» ずっとずっと待っていただきありがとうございます(;;)私としても本当に申し訳ない終わり方ですが、らむさんのように長く愛してくださってくれる方に最後をお届けできるよう頑張ります!応援ありがとうございます! (12月6日 22時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - ずっとお待ちしておりました…!こうしてこの作品が終わってしまうのは悲しいですが、なんだか感慨深いです…。今までの素敵な話を更新して頂きありがとうございました!最後までついて行きます! (12月4日 17時) (レス) @page46 id: 671cd1d58d (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ANZU*さん» こんな古い作品を面白いと言っていただけでありがたいです!完結は難しいですがどうにか私なりの終わりの形を作ろうと思いますので、また見に来てくれたら嬉しいです。 (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ありすさん» ありすさんやこの作品を読んでくださった方に届くことが出来たらいいなと思います。昔を思い出して頑張って書きます。(*^^*) (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ありすさん» 長い間こちらの作品を読んで頂き本当にありがとうございます。ありすさんのコメントがずっと頭の片隅に引っかかってたので、完結させることは難しいだろうけどこの後の展開を纏めて書き出そうかなと思います。このような形で申し訳ないですが、 (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉那 | 作成日時:2017年12月9日 23時