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兄「会ってしまったら仕方ない...いらん奴らもいるけど...」
寮のエントランスに入ってきた兄は何かブツブツと言って私の方へ走り出し...、
兄「A、誕生日おめでとうーー！！！！」
パーーーーンッ
クラッカーの破裂音と火薬の匂いと色鮮やかな紙テープが私に降り注いだ。
兄「ほんとはサプライズしようと思ったんだけど、タイミング悪くてごめんな」
あ「ありがとう、誕生日、忘れてた。」
兄「その歳で！？疲れてるんじゃない？...ま、今日はお兄ちゃんが料理作ってあげるから元気出るよ！」
サプライズ、喜ぶところなんだけど、兄の話は全く耳に入ってこなかった。
あ(ーーー誕生日、覚えてたんだ)
なんか、苦しい。
心臓が締め付けられる。
吉良の方を見ると、真面目な顔をされた。
十「俺もサプライズのつもりがボディガードとお兄さんに計画台無しにされちゃったよ...」
あ「なんで、今更...」
十「パーティーなんて建前で、お前と一度話す機会が欲しかったんだ」
あ「...。」
俯き顔なんて、別れた日以外見たことない。
きっと、彼なりに考えた事なんだろう。
あ「パーティー、用意してくれたんでしょ？断ったら皆さんに失礼だね」
十「A...」
あ「招待受けます。...私も、話したいことがあるから」
鶴「さ...」
鶴丸はAに手を伸ばしたが、それは兄によって邪魔された。
兄「A！この男は誰だ！まさか、か、か、...！」
あ「ううん、元カレ」
兄「元カレエェェエエエ！？で、今からそいつとパーティー！？お兄ちゃんとは！？」
あ「ごめんお兄ちゃん。明日じゃダメ？」
兄「いやっ、ぜんっぜんいいけど、いやいやだからって男とパーティー！？」
鶴(佐城兄、頑張れ！食い止めろ！)
あ「大丈夫。夜遅くならないし、お兄ちゃんが思ってるようなことは何も無いから。...行こ」
私は扉の方へ歩き出した。
兄「Aっ...」
あ「お兄ちゃん、ワガママ、許してね」
兄「...。」
十「お兄さんの不安になるようなことは絶対しません」
吉良の言葉を背中に感じながら、後ろを振り向くことなく寮の外へ出た。
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海i野i莉i那(プロフ) - らむさん» ずっとずっと待っていただきありがとうございます(；；)私としても本当に申し訳ない終わり方ですが、らむさんのように長く愛してくださってくれる方に最後をお届けできるよう頑張ります！応援ありがとうございます！ (12月6日 22時) (
レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - ずっとお待ちしておりました…！こうしてこの作品が終わってしまうのは悲しいですが、なんだか感慨深いです…。今までの素敵な話を更新して頂きありがとうございました！最後までついて行きます！ (12月4日 17時) (レス) @page46 id: 671cd1d58d (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ANZU*さん» こんな古い作品を面白いと言っていただけでありがたいです！完結は難しいですがどうにか私なりの終わりの形を作ろうと思いますので、また見に来てくれたら嬉しいです。 (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ありすさん» ありすさんやこの作品を読んでくださった方に届くことが出来たらいいなと思います。昔を思い出して頑張って書きます。(*^^*) (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
海i野i莉i那(プロフ) - ありすさん» 長い間こちらの作品を読んで頂き本当にありがとうございます。ありすさんのコメントがずっと頭の片隅に引っかかってたので、完結させることは難しいだろうけどこの後の展開を纏めて書き出そうかなと思います。このような形で申し訳ないですが、 (12月2日 0時) (レス) id: d1e5cf99d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉那 | 作成日時：2017年12月9日 23時
