･゜ﾟ･* ページ8
度が入ってない丸縁眼鏡を借りて、1日黒染め用スプレーで髪を染めてもらった。
すぅちゃんは、乾かしてからワックスを使っていつもの髪型より男っぽく整えてくれた。
SH「……どうだ？これで分かんねえだろ」
ふぅ、と息をついて満面の笑みを浮かべるすぅちゃん。
……ああ、絶対楽しんでる。
でも鏡で見る限り、不自然なところは１つもない。
どこからどう見ても、男のあたしに仕上がっていた。
『ありがとう、すぅちゃん』
SH「ん？いや、Aから頼られることなんかほとんどないから全然いいぞ。もっと頼れよな」
そう言って、微笑む。
……ほんと、お兄ちゃんみたい。
全く、すぅちゃんは昔から変わってない。
ふっとあたしが笑うと、すぅちゃんは「可愛いー！！！」っと言いながら抱きついてきた。
………うっとうしいところまで変わってない。
『暑苦しい』
足を踏んでやると、「うぎゃ！」と奇声を発して離れた。
SH「そこで足を踏むか？ふつー。せっかく久しぶりにAの温もりをk『感じなくていいから』…」
すぅちゃんはショックを受けてる様子は全然なく、冗談っぽく「冷たいなー」と笑い返した。
SH「けどさ、A。買い物行くんだろ？いいのか？男の格好で」
『………いいんだよ。男物の店行くんだから』
SH「………は？何で？」
『……白虎のヤツらにクリスマスプレゼント買おうと思って』
すぅちゃんは一瞬だけ目を見開いたけど、すぐ普通の顔に戻り、
SH「……ああ。なるほどなあー……」
って言いながら顎に手を添えて顔をうんうん、とゆっくり動かした。
そして少しの間の後、何かを思いついたのか、みるみるうちに口角が上がっていった。
SH「じゃあそれ、俺も付き合ってやるよ」
…………………はい？
『え、それ本気？』
そう聞いた時には、すぅちゃんは服を脱ぎ始めていた。
上半身裸の姿でこっちを振り向き、
SH「ほ、ん、き♡」
と、語尾にハートマークが何個もつくくらい可愛らしく答えた。
いや、そんなふうに言ったって、見た目、全然可愛くないんだけど。
だって…………、
『背中のヤツとその態度、全くあってないよ』
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rioovo26(プロフ) - とても面白い話で何回も読み返してしまいます、続きがぜひ読みたいです。 (2019年2月18日 14時) (
レス) id: 5e22cff709 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - おかえりなさい！復活とても嬉しいです！また頑張ってくださいね！ (2017年9月20日 17時) (レス) id: b69e4f71c2 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるく - 待ってましたー！！ (2017年9月10日 16時) (レス) id: 7cbb5a367b (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - メッチャ楽しみに待ってました！！復活して嬉しいです(≧▽≦) (2017年9月9日 14時) (レス) id: f63916396c (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 嬉しすぎる！待ってました！！ (2017年9月9日 12時) (レス) id: aef95dad1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんだ | 作成日時：2017年9月8日 20時
