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diary11 ページ13

次の日、教室に行くと少し騒がしかった



中に入ると、黒板に

  『奥野は犯罪者!』

とでかでかと書いてあった


「何これ・・・・・!」





奥野さんが?




怒りを抑えつつ消そうとする




が、その手は由良乃によってさえぎられた




「何消そうとしてんの?ほんとのことなんだよ?」



「え・・・」



でも奥野さんがそんなこと・・・・



「知ってる?あいつ、隣町で万引きしたんだってさ、由良乃の隣町の学校の友達から聞いたよ
 よーくね!」



由良乃が後ろをける



「きゃ・・・!」



後ろから奥野さんの声と倒れこむ音がした



「だから転校してきたんでしょ? どーなのよこの犯罪者!!」



由良乃の声に周りがシーンとなる



みんなの目線が奥野さんへと向けられる


「―――・・・・っ」



「何も言わないってことは、本当なんでしょ。」
「最初から怪しいと思ってたんだよね、あいつ」
「大人しそうな顔してるのなー」
「たしかに、ほんとっぽそー」



教室がざわめく




――――――それから、奥野さんへのいじめがはじまった

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作者名:マリノ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinarina-n/  
作成日時:2017年5月25日 20時

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