キルアから離れてみます【キルア】【H×H】

別れ ページ2

お互いが12歳になった時

キルアが家出をした


私はいつもと同じように公園でキルアを待っていたら、血だらけのキルアが来た。

殺しの仕事で返り血でも浴びたのかと思ってあまり深くは聞かなかった。

キル「……」

何故か無言のキルア

それに、表情もいつもと違う。直感的に何かあったのかと思った。

『ほら、こっちおいで、拭いてあげる』

敢えて聞かない事にした。

キル「家から逃げるために、かあさんと、ミルキを刺した」

驚いた

前々からキルアが殺しをしたくないと思っている事は薄々気づいてはいたが、そこまでするぐらい殺しを嫌っていたとは思わなかった。

『…そっか』

キル「理由、聞かねーの？」

『なんとなく聞かなくてもわかるよ』

3年ほど一緒にいるからね

「「…」」

無言の時間が続いた


でも不思議と2人にとっては心地良い時間だった。

キル「おれ、ハンター試験ってやつを受けに行くんだ」

ハンター試験

なんどか耳にした事はあるが、難しい試験で受かる確率が低いと言うのを聴いた事がある。まあ、キルアなら心配要らないんだろうな。

でも、寂しくなるな、この公園も

いつもキルアと遊んでいた公園

そう思うと不思議と涙が溢れてきた

キル「今度は俺が慰める番だな」

そうキルアが口にした瞬間キルアが私を抱きしめた

一瞬で体が暖かくなって余計に泣きそうになった。

『っもう、あえ、ないの？』

涙が出て言葉も発しづらい

キル「……一緒に行かねー？」

多分私は無意識に心の中でこの言葉を求めていた。

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